September 16, 2016

なかなか緻密なFlashアニメ

The Hidden Life of the Burrowing Owl



フクロウがフクロウの仇を討つアメリカの2008年の短編アニメーション。背景に凝った写真を利用したFlashアニメーション。フクロウは200以上のシンボルでできてます。監督・脚本はカリフォルニア在住のMike Roush氏。コミコン・インディ映画祭2009最優秀アニメーション、ルイビル国際映画祭2011最優秀アニメーション。

cthupid



落ち着きのあるSDレシオ、1カットFIXのコメディ、面白い。特に女性の芝居がいいんだ。先日紹介した『Long Way North』にも参加しているロンドンのフリーアニメーター、giovanni braggioさん作のFlashアニメーション。背景はPhotoshop、撮影はAE。制作に4ヶ月かけたんだって。

投稿者 A.e.Suck : 03:03 PM

August 10, 2016

リオ五輪キャラのFlashアニメ


パナソニックが提供するリオオリンピックのマスコットアニメーション。公式マスコットのヴィニシウスがオリンピックの競技を使ってオリンピックスタジアムを目指す内容。キャメラの動きが気持ちよい。制作はサンパウロのBirdo Studio。

アニマティック



下の方のキャラクターデザインを見ると強弱のある主線で描かれていますが、アニメーション内では均一な太さの線で先端の形状が丸いので鉛筆ツールで描かれてますよね。

July 21, 2016

地上波初のFlashアニメシリーズ

クソアニメと呼ばれて10年~『秘密結社 鷹の爪』10年史アニメが動くで制作プロセス展示中の『秘密結社 鷹の爪』が10周年だそうで、おめでとう〜!10周年記念のひとつで、扶桑社から「クソアニメと呼ばれて10年~『秘密結社 鷹の爪』10年史」ってムックが発売されますね。すげえタイトルw、おもしろそー。でもアマゾンで書籍の紹介文読んでたら、ちょっと待った!って部分があったんです。

2006年4月に深夜アニメとして誕生した『秘密結社 鷹の爪』。世界初のフラッシュアニメのテレビ番組として大きな話題を呼びつつ、(以下略)
世界初のフラッシュアニメのテレビ番組だって?いやいやいやいや、そりゃちょっと違うって。たしかに日本のアニメ史上、Flashによる30分枠のTVアニメとしては「初」だし、画期的でしたよ。でもほんとに世界初?日本だけでもFlashによるTVアニメはその数年前からCS放送などで流れてたよね。誤った解釈はこのオレが正しておきましょう!

地上波で最初のFlashアニメシリーズは、

地上波に限ればフジテレビで放送された『宇宙大作戦チョコベーダー』が地上波初のFlashアニメです。放送開始は2002年。テレ朝の『ザ・フロッグマン・ショー』が2006年なので4年も早く放送されたTVアニメシリーズなのです。

宇宙大作戦チョコベーダーTVアニメ『宇宙大作戦チョコベーダー』はトミー(当時)の同タイトルの食玩シリーズをFlashアニメ化したものです。2002年10月5日から毎週土曜、午後12時55分から5分枠で半年間放送されました。毎回異なるUFOと宇宙人が登場するモキュメンタリー・アニメです。予告編である0話は静止画やCGで制作され、1話〜26話まではFlashアニメーターによるFlash作画でした。地上波での放送後はネットで配信されました。第1話がYouTubeにありましたよ。

宇宙大作戦チョコベーダー


FLAは640×480(SD)で30fps。プレスコで作画時にリップシンクしてます。一部のメカや宇宙人は3ds Maxでモデリング&アニメーション化されPrasmaプラグインでFLAドキュメントのレイヤーにキーフレームアニメとして読み込まれています。当時としては超リッチな作品でした。

その他のエピソード

YouTubeで他に3話ありました。海外版だけど。
宇宙大作戦チョコベーダー(2002) 宇宙大作戦チョコベーダー(2002) 宇宙大作戦チョコベーダー(2002)

投稿者 A.e.Suck : 02:38 PM

July 11, 2016

Flashアニメ制作の展示を見てきた

Skipシティ
六本木ヒルズ展望台で「ジブリ博」が始まったけど、Flashタイムライン派には川口の映像ミュージアムの企画展『アニメがうごく~アニメーション創造の現場~』もあるんだぜ。アニメ制作スタジオ3社それぞれの最新アニメ制作プロセスが展示されてるわけだ。それは手描きアニメーション、CGアニメーション、そしてもうひとつがFlashアニメーションなの。最新アニメ3本柱のひとつがFlashってすごくない?すごいよね?

映像ミュージアム

映像ミュージアム映像ミュージアムは川口市のSkipシティ内、彩の国ビジュアルプラザにある。Skipシティは何度も来てるけど、映像ミュージアムに入場したことはなかった。初めて自販機で510円の入場券を買って入ったよ。映像ミュージアムってのは映画のしくみや作り方を、展示物や体験で知ることができる映画好きには涼しくて楽しくて心地よい場所。黒澤明による『トラ・トラ・トラ』の直筆絵コンテや、『スターシップ・トゥルーパーズ』の宇宙戦艦ヤマモトの撮影用ミニチュア(でかい!)が展示してあったりしてびっくり!写真撮影OKだぞ。

2Fへ

入り口ミュージアムを一周りしてうっかり退場しないように!オレも案内の人に「2階にも展示がございますよ」って注意された。映像ミュージアムの展示に満足して、本来の目的を忘れてた。そうだ、肝心の企画展は2階だった。階段で2階に上がると、通路の先に入り口がある。アニメがうごくって不思議な言い回しだな、絵が動くからアニメなのに。じゃ、さっそく入ってみるよ。

アニメーション創造の現場

まずはボンズの手描きアニメーション『コンクリート・レボルティオ』は膨大な設定や原画が展示されてるけど写真撮影不可ね。次はポリゴン・ピクチュアズの『亜人』、3DCGの制作プロセスですね。この先がいよいよFlashアニメ、DLEの展示だよ。ほぼ『鷹の爪』です。写真撮影OK。
最初の鷹の爪

Flashアニメとはいいことが書いてあるな〜。Animateに名前が変わったこともちゃんと書いてある。

こんなに動くでは、豊富なバジェットの劇場用からリッチなシーンが流れてました。

絵コンテそうそう、Flashではコンテも描けちゃうんだよね。Toon Boom StoryboardかFlashかってね。そのままアニマティクス(ビデオコンテ)になるのはTBSもだけど、さらに完成版にまでもっていけちゃうのがFlashの強み。Flashで描いたコンテの画面いろいろ抜粋して並べてありました。

2ショット総統も相当冗談がお好きで…その総統ちゃうわ。壁にキャラが投影されてます。あと、メイキング「秘密結社 鷹の爪せいさくのひみつ」や「FROGMANインタビュー」のビデオも流れてます。

シンボルライブラリ一覧、壮観です!

『アニメがうごく~アニメーション創造の現場~』は2016年9月4日まで。

投稿者 A.e.Suck : 05:27 PM

May 29, 2016

『Long Way North』を公開してよ

Tout en haut du monde

Flashアニメがグランプリ受賞

Tout en haut du monde東京アニメアワード2016の長編アニメ部門グランプリ作品『Long Way North』って観た人いますか?この81分の映画は、フランスとデンマーク合作の劇場用長編Flashアニメーションです。Flashだと知ってたら観に行ったのにー。TAAFのサイトの作品情報には、3DCG, Live-Action Animated, Motion Graphics, motion comic, motion captureが技法に挙げられてて、3DCGアニメかと思ってたわ。筆頭にFlashって書くべきなのに。FlashはTVPaintやToonBoomのようなソフト名でもあるけど、2Dアニメ技術の1つでもあるんだぜ。日本のアニメ業界はなぜかFlashだってのを伏せたがる傾向にあるように感じる。アドビも『戦場でワルツを』(2008)のときと同じく話題にしてくれねーし。

制作は『Song of Sea』参加スタジオのひとつ、デンマークのアニメーションスタジオNørlumです。『Song of Sea』は共同制作なのでTVPaintでしたが、自社作品である今作はFlashのブラシ作画+Cintiq/intuosです。中割りは基本3コマ打ち。

19世紀末、ロシア貴族の娘サーシャが、北極で行方不明になった科学者の祖父を探しに冒険する話です。製作費は6,000,000ユーロ(約6億8000万円)、てことは『ズートピア』の1/22。2016年には世界25地域のほか、アメリカでも公開が決まってます。ということは劇場用長編Flashアニメとしては『戦場でワルツを』に続いてアカデミー賞ノミネートもあるかもですよ。そんなことより、日本で一般公開してくれよ!!!

パイロット

完成版は3コマ作画(8枚/秒)だけど、パイロットは2コマ打ち(12枚/秒)で作画したそうです。

アニマティック

ラフアニメーション

TAAFグランプリ授賞式

参考リンク

投稿者 A.e.Suck : 01:19 PM

February 03, 2016

Flashという名で最後の?

FLASHがAnimateに変わろうとする直前ですが、面白そうなイベントがあるそうです。
来週です。2月11日(木)13時〜17時。え〜、平日かよ!って思ったら建国記念日で祝日なんですねー。


何か参加したくなったので申し込んでみましたよ。一般枠の3000円でこっそり潜入してきます。3000円は高いなって思ったら、スピーカー枠で参加すると1500円になるんだよ。会場はカフェなんですよ、飲食代は別にかかるのかも、不明です。

February 13, 2016【追記】行ってきました。

参加枠が少なかったので、3日でSOLD OUTになってましたね。早めに申し込んでよかった(9番目)。飲み放題付きでした。食事もバイキングで用意されてました。幅広い世代のFlash使いが集って楽しかったです。Flashは2日前にAnimateと名前が変わったため、Flashの名称がつくユーザーイベントは最後になりました。新年会だけに気楽なイベントでしたよ。ジャンケン大会でジャンケンマシーンになりましたよ。親で勝っちゃいました。お蔵出しTシャツゲットしましたw

イベントの内容は上条さんのレポートでどうぞ。


FutureSplashの紹介や、池田さんの黒歴史は楽しめた。圧巻だったAndyの「薄切りアンディの”Why Japanese ペンツール!?”」はサイコーにウケました。

そして、14年続いたF-siteの活動停止が発表されました。存続が困難な理由はスタッフ不足ですね。昨年は1回もセミナーできなかったし。


Flash Power Session 2002から始まって、講師登壇者は106名。自慢コーナー発表者が18名。セミナー参加者は延べ約5,000人。すごいでしょ。活動停止がFlashの名前が変わったのと時期が見事に重なったFlashコミュニティーでした。

オレも司会、講師、じゃんけん大会、いろいろしました。受付を担当したのもよい思い出。オレが受付できるなんてF-siteだけですよ。


F-siteは停止しますが、Flashタイムライン派はまだまだ続くよ。Animateになってもこの名称でいきます。

投稿者 A.e.Suck : 06:54 PM

November 23, 2015

絶品!Flashショートアニメ大会

facebookのFlashタイムライン派グループで最近紹介したFlashアニメをまとめときますたー。5本あります。vimeoばっかしだけどね。うっとーしい広告がでてこないのがいいから。

Lost Property

「遺失物」をめぐるイギリスのショートアニメーション。セリフなしで語られるイイお話。2014年作品。

監督・脚本はロンドン在住の女性アニメーターAsa Lucanderさん。背景はPhotoshop、Lucanderさんほか6人のアニメーターがFLASHでアニメーション作画。レイヤー別に書き出し、AEで仕上げたそうです。Lucanderさんはこの後、アードマン・アニメーションズの2Dディレクターに就任しています。

Balls

イギリスのMimi Leungさんのスピーディで心地よいアニメーション。制作はFLASH+AEだそうです。

Fishing Train

フランスの1分アニメ。2DパートはFLASHです。制作はSupamonks Studio

A Valsa Do Pódio : 400m

2012年のパラリンピックを題材にした26分の短編ドキュメンタリー「A Valsa do Podio」内のアニメーションシーン。

Digital Cell AnimationブラジルのDaniel Brusonのチームによるアナログ水彩なアニメーション。デジタルのアニマティックをプリントし、タップ穴をあけた紙を下敷きにして水彩画を描いている。水彩画はスチルカメラで1枚ずつ撮影してデジタル化。3ヵ月かけて1400枚の絵を描き、3分のアニメーションを仕上げてます。ん?FLASHちゃうやん!思うでしょ、冒頭のスタートシーンはFLASHで作画されてるんです。
右はメイキング映像で見られる、証拠のFLASH作画風景です。「Digital Cell Animation」というテロップですが、UIは間違いなくFLASHですね。

KING

最後は日本のMVです。実写フッテージにFlashアニメを絶妙に絡めてます。アニメパートの制作は、新世代Web系アニメーターのらっパルさんを中心としたチーム「蓮華」。ちなみに主役の女の子は小4の高巣来華ちゃん。この子すんごいです!

投稿者 A.e.Suck : 12:28 PM

October 09, 2015

このショートアニメが凄い!

イギリスのアニメーターでイラストレーター、Thomas KnowlerさんのFlashアニメ。様々なメカのループと人とのカラミが面白いPVです。

彼のShowreelがこちら。結構Flashアニメが含まれてます。この人がアニメーションを作る場合、紙に描くかFLASHか、みたいです。

上のShowreelにもちょっと出てくるけど、「Gorge」って短編がすごいんです。School of Visual Arts, NYC.の卒業制作で2010年の作品です。


FLASH作画じゃないんです。0.3ミリのシャーペンで緻密に描いた絵をスキャンしてPhotoshop CS4で彩色したんだってさ。その後、イギリスに戻ってからは、FLASH作画が増えたんじゃないかな。緻密な作風にFLASHが合ってるからね。

投稿者 A.e.Suck : 01:48 AM

September 15, 2015

実写映画のOPがFlashアニメ

映画観てると、タイトルがFlashでつくれるかどうかつい考えちゃうでしょ。みんな大好きなソール・バスによるタイトルアニメーションは、今の時代ならFlash向きだもんね。そのへんの話は「Flash モーションタイポグラフィ」を見てもらうとして、ここでは実写映画のタイトルシークエンスにFlashが使われてる例(レアですけど)を紹介しますよ。

スーパー!


Super2010年の映画「スーパー!」ってありまして、製作費わずか200万ドルのR指定ヒーローコメディ映画なんです。「ディフェンドー 闇の仕事人」(2009)や「キック・アス」(2010)と並ぶ自警もので、日本では2011年に公開されました。監督はジェームズ・ガンで、彼の「スリザー」が面白かったので観に行ったわけです(ジェームズ・ガンは「スーパー!」の後、マーベルから1億7000万ドルの大作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を任されます。超イケてる映画です)。
でね、この映画のオープニングタイトルがFashアニメなのです。劇場で観てるときは気付かなかったけど。その部分、YouTubeにありました。

制作はゲームやeカードなどのWEBコンテンツをFlashで作ったりしてる米ミネアポリスのPUNYって会社です。

Nick Bachman (animator: PUNY)
アニマティックからFlashです。24fpsで、基本3コマ打ち、クイックなアクションは2コマ打ちです。3人のアニメーター(うち1人は日本人です)がペンタブでアニメーション作画。塗りと線を別レイヤーで書き出して、AEに読み込んだ後、線をブレさせ、塗りは紙の質感を出すためにノイズを加えたそうです。背景はクレヨンや色鉛筆の質感を出すためにPhotoshopのカスタムブラシで描いてAEでコンポジット。Flashのソリッドな線にどんなエフェクトを使ったらこんなアナログっぽい線になるのか誰か教えて〜!

今はhuluでも観れちゃうけど、アマゾンでDVDが77%オフになってるので買ってみました。というのも特典に「オープニングアニメーションができるまで」が入ってるから。それによると、制作に使われたFlashはCS4っぽい。このメイキングビデオは下記サイトでも見れるけど、DVDなら字幕付きだよ。

Art of the Title」で初期のスケッチ、アニマティック、キャラ表、制作プロセス、メイキングビデオを見ることができるよ。


Made in YU


そうそう、もう1本、Flashで作られた映画のタイトルシークエンスで有名なのがあってね。それが2005年のスウェーデン映画「Made in YU」です。日本未公開のアクション映画です。

ノートパソコンで作られたFlashアニメーションを書き出してAEに読み込んで仕上げてます。Niklas Rissler氏がほぼ1人で作ってます。たぶんFlash 8で。

日本映画でタイトルがFlashアニメってないのかな?ないことはないんだけど、、、うん、私も2005年に作らせてもらったことがあるんですよ。でも他には知りません。もっとFlash製タイトルあってもいいのにねー。だって、どーせAE使うんだったら、AEのコンポ上で解像度に依存しないFlashアニメは向いてると思うんだけどなー。

投稿者 A.e.Suck : 01:46 AM

June 25, 2015

コングレス

Flashによるカットアウト・トゥイーンスタイルの長編アニメ映画『戦場でワルツを』でアカデミー外国語映画賞にノミネートされたアリ・フォルマン監督の新作『コングレス未来学会議』が劇場公開中です。すでに3月のTAAFで観た方もいるでしょう。なんと、制作ツールをFlashからToonBoom Harmonyにスイッチしてました!これはFlashタイムライン派として見過ごせません。

FlashからToonBoomに乗り換えた理由

ToonBoomのサイトで誇らしげに紹介されてますw アリ監督と言うより、アニメ監督のヨニ・グッドマンの判断でしょう。長年Flashを使って来た彼が、、、大人の事情もからんでるのかな?記事によると、『戦場でワルツを』の後、より高いレベルのアニメーション作りを目指した。それはカットアウト手法を捨ててフレーム・バイ・フレーム主体にすることだったと。その場合、アニメーターによる作画は、ワコムのタブレットとの相性がいいToonBoom Harmonyがいいんだってさ。映画のエンドクレジットにアソシエート企業としてToonBoomのロゴが出てました。はい、観てきたんです。

感想

イスラエル・イギリス・ドイツ・ポーランド・ルクセンブルク・フランス・ベルギーの合作だけど撮影はアメリカ、言葉は英語。原作は「泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕」です。コングレスは地名でなく会議の意味。122分ある映画の前半49分はライブアクションです。この実写パートはなかなか面白いです。ロビン・ライトがとてもイイ。特にハーベイ・カイテルがロビンの表情を引き出すスキャンシーンは見せ場。20年後にアニメゾーンが舞台になります。このアニメパートはフライシャー兄弟とバクシの「クールワールド」をオマージュしつつ、今さんの「パプリカ」の影響もある。カメオクリント・イーストウッド、マイケル・ジャクソンが登場し、トム・クルーズは本人が声も担当してます。うまい芝居もあるけど、全体的にぐにゃぐにゃで気持ち悪い。主線がやけにギザギザしてたりね。60分弱のアニメパートは正直眠かった。作画枚数60,000枚ってもToonBoom Harmonyなのでフルデジタルでしょ、枚数って何?1秒12枚計算かな。まあ、紙でも作画枚数なんてアテにならなくて、1つの絵でもAセルBセルCセル…ってレイヤー的に分けて描くからな。

メイキング

テルアビブのアリさんの会社、Bridgit Folman Films gangが制作母体だけど、助成制度の関係で作画外注先は多国籍。原画はベルギーのWalking the Dog、ルクセンブルクのStudio352(紙)、ドイツのAlex Gellner(ここはTV Paint)とStudio Rakete。動画と彩色はポーランドのTigerbellsとフィリピンのSnippleが担当。制作工程は、最初にアメリカで実際の俳優でライブアクションの撮影。ロトスコープ用じゃないよ。そのフッテージはプレスコとアニマティック制作と作画参考のため。その後、各社で作画作業したんだって。


投稿者 A.e.Suck : 02:41 PM

June 16, 2015

Flashアニメを作った14歳

Trash Encounter


14歳の子が作ったFlashアニメ「Trash Encounter」です。技術的には雑な印象もありますが、力作ですね。がんばって描いてるし、話がわかりやすいのもあって、最後まで見ちゃった。夢中で作った感じがします。

バーバンク国際映画祭2014の学生部門受賞作です。ビデオ書き出しが確実なFlash 8で作ったそうです。作画はワコムのBamboo、編集はiMovieとのこと。作者のニック・マストランジェロ君は現在16歳。またFLASHでアニメ作ってるんでしょうか。

AWNにメイキングインタビューがありますよ。

Things don't Fit


世界のFlashアニメシリーズ、学生括りでもう1本、妙にオモロかった6分30秒のFlashアニメ「Things don't Fit」を紹介します。ロンドンのティム・ディヴァルさんによるロイヤル・カレッジ・オブ・アートの卒業制作です。オタワのアニメーションフェスティバル2014で、最優秀大学卒業制作賞受賞作。基本的に筆圧ブラシ作画だけど、中割りには鉛筆ツールも混在させてますね。

Montenegro


ルイズ・ストックラーさんのロイヤルカレッジ・オブ・アートの卒業制作。これもFLASHですね。キャラがイイです。

投稿者 A.e.Suck : 08:02 PM

April 10, 2015

『Pinched』は見とけ

vimeoのstaff Pickで知った11分弱の短編Flashアニメーション『Pinched』は見といて損はない。絵(とゆーか線!)がカッコよくて、無音のまま最後まで見ちゃいました。大胆なアクションに細かい芝居も見応えあります。

アニマティックとアニメーションはFlash CS(バージョン不明、CCではない)、背景はPhotoshop、撮影はAE、編集はFinal Cut Proの黄金フローです。
監督はアメリカのアニメーター、デビッド・ヴァンダーヴォートさん。
作品の公式サイトでキャラ表が見れます。
デビッド・ヴァンダーヴォートさん自身のサイトによると、「コララインとボタンの魔女 3D」で知られるLAIKAってゆーアメリカの人形アニメーション制作会社で、ストーリーボードや2Dアニメの作画を担当してる方だそうです。デジタルツールにはFlashを使ってます。ほかにPhotoshop、AE、Final Cut Pro、そしてMayaもちょっと。彼が制作したこのCMもFlashなんでしょうね。

投稿者 A.e.Suck : 06:10 PM

December 08, 2014

Pinterestの便利ボード

Pinterestで映像、アニメーション、作画、キャラクターデザイン、設定などのボードを作るのが流行ってますね。他人の興味あるボードをフォローしてると、勝手に情報が入ってくるのがいいです。そん中で必要なのは自分のボードにリピンしちゃう。そうです、実はオレも作ってます。最近、Storyboardのボードを作ったので、この際ウィジェットをまとめて貼っておきます。ボードをフォローするなり、気に入ったのを自分のボードにリピンするなりして、使ってみると自分だけの資料集や教科書が出来上がっていきます。

Storyboardのボード

新設したStoryboard関係のボードです。
Eisaku さんの Pinterest ボード「storyboard」をフォローしましょう。

tutorialのボード

作画の勉強になるチュートリアルを集めてます。
Eisaku さんの Pinterest ボード「tutorial」をフォローしましょう。

sketchのボード

ラフやスケッチを集めてます。
Eisaku さんの Pinterest ボード「sketch」をフォローしましょう。

Materialのボード

作画の参考になりそうな資料を集めてます。
Eisaku さんの Pinterest ボード「Material」をフォローしましょう。

FXのボード

イフェクツの参考になりそうな資料を集めてます。
Eisaku さんの Pinterest ボード「FX」をフォローしましょう。

投稿者 A.e.Suck : 12:13 AM

March 23, 2014

Flashタイムライン派

あれから10年。facebookにFlashタイムライン派グループができました。

mixi のコミュ

Flashの情報共有の場としてメーリングリストからSNSへ移行するした時代。mixiにFlashタイムライン派コミュができたのは2004年07月11日深夜です。Flash OOPやASのコミュに対抗して作ったのが始まりです。作った当時は1人ぼっちでしたが、10年たって1218人もの仲間が集りました。Flashの使用バージョン調査、トラブルキャプチャ、TIPS、あるあるネタ、衝撃的なニュース、自作紹介、イベント情報から求人まで広い範囲でトピックが立ちました。しかし現在は衰退しました。だってmixi行かないもんね。そこで、facebookです。

facebook ファンページ

facebookにFlashタイムライン派が登場したのは2010年10月14日です。当時はグループを作る機能がなく、コミュニティはファンページでした。Flashタイムラインのファンが集るという意味ではよかったんですが、2011年2月にファンページはfacebookページと名称が変わりました。取得したURLは、www.facebook.com/timeline.flaです。イイでしょ?さらに同年3月にはグループが作成できるようにもなったものの、facebookページから引っ越しできないため、敢えてfacebookページのままだったのです。それが現在のFlashタイムライン派facebookページです。よかったら「いいね」してやってください。

google+ コミュ

facebookページは1対多が基本な上、クエスチョンなどの機能が廃止され、使いにくいものになってしまいました。実はgoogle+がコミュニティサービスを始めた2012年12月、試しに作ってはみたんですが、どうもパッとしません。今もひっそりと影を潜めています。

facebook グループ

シンプルなアニメツールとしてFlashと向き合っていけるように、もっと気軽に意見交換できるといいんですが、クエスチョンが使えないfacebookページよりは、新たに公開グループを作った方がいいような気がしてきました。そこで、2014年3月にFlashタイムライン派グループを作りました。
Flashタイムライン派facebookページ
Adobe Flashのタイムライン好きの公開グループです。Flashのスキルや使用頻度、経験に関わらずFlashのタイムラインが好きな人、興味ある人の参加をお待ちしています。公開ですので、メンバーでなくても見ることはできますが、できればメンバーにJOINしてくださいね。メンバーは投稿や新メンバーの追加ができます。
Flashタイムライン派グループはこちらです。参加よろしくね。

投稿者 A.e.Suck : 02:54 PM

August 15, 2012

タツノコプロテン

松屋に行って来た。牛めし食いに行ったわけじゃないよ。銀座のデパートの方。その8階でやってる、竜の子プロダクション創立50周年記念この招待券がなければ、入場料は1000円だった。22日からは会場が梅田の阪神百貨店に移るんだけど、そっちだと入場料500円!東京の半額!展示は「宇宙エース」以降のタツノコオリジナル作品。なので「いなかっぺ」「勝平」などはない。キャラ原案やキャラ表、ラフスケッチ、版権画など300点が展示されてた。

ドラマの脚本家だったオレの師匠はタツノコでアニメーターの仕事を始めたのが「宇宙エース」だったそうだ。オレはと言うと、「ゴーディアン」「ガッチャマン2」の動画、「ダッシュ勝平」「イッパツマン」「ウラシマン」の原画をやった。でもタツノコで思い入れのあるのは70年代の「ガッチャマン」「キャシャーン」「ポリマー」「テッカマン」だな。でも、このあたりの資料はわずかしか残ってないようで、当時のものは少なかった。吉田竜夫の絵は貴重だったけど、久里一平の絵が圧倒的に多かった。あと、渡辺正美の似てない箱絵。井口忠一さん、河合静男さんによる極上イラスト。しかし、誰の絵か書いてないのが多くて残念。調べりゃわかると思うんだけどなあ。

歴史、ヒーロー、タイムボカン、ギャグ&メルヘンなどテーマごとのエリアと「ガッチャマン」のFlashアニメ上映室で構成されてるんだが、出口にある物販会場が圧倒的に広い。しかも品数が凄い。ありとあらゆるタツノコグッズが売ってた。オレは図録だけ買ったけど、多くの人はたっくさん買い込んでたなあ。文具、アパレル、お菓子、DVD・・・でもなぜかこれはなかった。

投稿者 A.e.Suck : 09:11 PM

April 09, 2011

キミとボク

キミとボク「キミとボク」ってFLASHアニメ覚えてる?作者のしげっトことやまがらしげと氏が、自らの体験をベースに、主人公とネコ(銀王号)の出会いから別れを、ネコのモノローグで綴った作品なの。公開されたのは10年くらい前だけど、今でもやまがらサイトで見れますよ。で、このFlashアニメが映画化されたのです。しかも実写で!すごっ、Flash史上初ですよ!

主人公の設定に若干変更が加えられてるけど、原作がそのまま映像化された仕上がりでした。原作には描かれないディティールや空気感は実写ならでは。もちろん、ネコはホンモノ。声はナタリー・ポートマンの坂本真綾。原作のやまがら氏は、劇中のチャプタータイトルやエンディング・アニメーションの制作だけでなく、撮影現場でも窪田監督と共にがっつり制作に関わったそうです。

主人公の山本繁美を演じるのは、「パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT」の中村蒼。どうみても、カッコよすぎw。映画的にはいいんだけど、本人とは似ても似つかないからね、念のため。「当時のイメージ通り」だと言い張りますが、いやいやいやいや、ハイテンションな酒呑みオッサンとのギャップは埋められませんw。

舞台は東京。天の川は見れないけど、坂道や住宅が並ぶ町並みはどこかで見たような日常を感じさせる景色でした。どこでロケしたのか聞いたら横浜市は青葉区藤が丘とのこと。うわ、そこ行ったことあるわw。

キミとボク5月14日から全国公開されます。クリアファイル付き前売り鑑賞券は1000円で劇場窓口にて発売中。Flash版を観てから映画館へ行こう。
映画公式twitter
やまがらしげと公式サイト

投稿者 A.e.Suck : 06:26 PM

December 02, 2009

Waltz With Bashir

戦場でワルツを戦場でワルツを
イスラエルの劇場用アニメーション「戦場でワルツを」が公開中だ。監督自らが友人らへの取材によって、イスラエルのレバノン侵攻の記憶を辿るドキュメンタリー。全編をFlashアニメで描いた小規模な作品。今年のアカデミー外国語映画賞にノミネートされたが、「おくりびと」に負けた。それでもFlashアニメとしては快挙だし、Flashやアニメの枠を越えて高い評価を得た功績は大きい。オレの好みではないけどね。アニメーションとしては決して技術的に高いわけではなく、オレでも1人で作れそう。まあ、オレならもっと動かすけどね。ただあんまりやりすぎると劇映画になっちゃうんだけど。
本編の動きのほとんどはトゥイーンばっかしで味気ない。アニメというよりモーションイラスト。イキイキと動くキャラクターアニメではなく、淡々としたアートアニメ。ベタとBLカゲのクッキリした絵柄によって、監督の主観が明確に伝わるからか、海外ではやたら評価が高い。バジェット200万ドル、実写でやったら莫大な金がかかっちゃうね。予めビデオ撮影はしてるけど、R.リンクレイター作品みたいにトレスはしてないとのこと。背景に加工した写真を使ってたりはした。絵にしたぶん、リアリズムや情報量が減ってかったるいので何度も観たい映画ではない。ラストシーンは実写なんだが、やっぱ、生の映像の持つパワーはスゴイ。USはR指定。日本はPG-12。

アワード

アカデミー賞:外国語映画賞ノミネート、カンヌ国際映画祭:パルム・ドールノミネート、全米批評家協会賞:作品賞受賞、LA批評家協会賞:アニメーション賞受賞、ゴールデングローブ: 外国語映画賞受賞、英国アカデミー賞:外国語映画賞&アニメーション賞Wノミネート、放送映画批評家協会賞:外国語映画賞受賞、セザール賞::外国語映画賞受賞、第9回東京フィルメックス:最優秀作品賞受賞、ザグレブ国際アニメーション映画祭:グランプリ

メイキング

監督のアリ・フォルマンがFlashで映画を作るきっかけになったのが、2004年に彼が手がけたTV番組。これがFlashで作られてた。

「戦場でワルツを」も、このTV番組のスタッフを起用。まず、6週間かけて3分のパイロットを制作して資金を調達。シナリオに基づいた取材をビデオ撮影し、8ヶ月かけて編集して96分のドキュメンタリービデオを制作。

そのビデオを元に、4ヶ月かけて絵コンテ作業。この絵コンテに従って、6人のアニメーターで6ヶ月かけて線画によるアニマティック(Vコン)を制作。それを元に美術監督と3人のアシスタントが2300枚のイラストを起こし、10人のアニメーターがそれらのイラストにFLASHで動きをつけた。1日あたり24カットのペースが、慣れた頃には36カット。

日本のアニメの影響が垣間見られる。オープニングの野犬の暴走シーンは「ホルス」、路地を進む戦車が次々に車を潰していくのは「空飛ぶゆうれい船」か「さらば愛しきルパンよ」へのオマージュ?

FLASHのバージョンはMX2004か8。いずれにしてもマクロメディアのアプリ。時期的に8だろうな。たぶん、イラストをパーツにしてモーショントゥイーンやシェイプトゥイーンで動きをつけてる。もちろんフレームアニメもやってます。冒頭の犬とか、タイトルになっているワルツのシーンとか。

市街地の背景は写真を加工したのも使ってるっぽい。撮影はAfter Effectsでコンポジット。監督はロトスコープ作画は一切してないと強調してる。よく言われるんだろうなあ。90分の尺で総制作費は170万ドル。

FLAも紹介されてる。
製作・監督・脚本:アリ・フォルマン(1962-)
美術監督:デイヴィッド・ポロンスキー(1973-)
アニメーション監督:ヨニ・グッドマン(1976-)
戦場でワルツをWaltz with Bashir: A Lebanon War Story
デイヴィッド・ポロンスキーの原画で構成したグラフィックノベル
戦場でワルツを戦場でワルツを 完全版[DVD]
メイキングと監督インタビューを収録した2枚組DVD
戦場でワルツを戦場でワルツを 完全版[Blu-ray]
メイキングと監督インタビューを収録したBlu-ray
予告編
投稿者 A.e.Suck : 09:01 AM

November 13, 2008

CATMANのFLA

CATMAN2002年3月22日。MacWorld EXPO開催前夜、会場近くのレストランでマクロメディアの食事会があったんだが、モントリオールから帰国したての俺はそれどころじゃなくって、自宅で必死に翌日のセミナーの準備をしてた。そこへ「CATMANが来てるから」と電話でお呼びがかかり、急遽食事会に参加することにした。テーブルにはMacWorldのマクロメディアブースに登壇する馴染みのFlash使い達。その中に、モントリオールから来た青池君がいた。それが初対面。青池君から「CATMAN」の感想を求められ「あの映像センスで5分見たい」と答えたっけ。
その「CATMAN」のDVDが発売された。シリーズ1〜3の21本で本編112分、2本の番外編や作者の青池君のインタビューなど特典32分。さらに町田康が参加したシリーズ3のフルボイスバージョンも収録。これだけでもお腹一杯なんだが、なんとこのDVDにはFLAファイルが収録されている。CATMANプロのFLAが自分のパソコンで見られるだけでもこのDVDは買いだっ!これで2800円は安い!収録されてるFLAはシリーズ3のイントロで60秒。Flashによるアニメーションはこう作るってサンプルにはピッタリの内容。しかも、ガイドレイヤーには青池君の解説が記入してある。インスタンスをどんどんダブルクリックしてシンボルの中身を見てほしい。トゥイーン、フレームアニメ、エフェクトなどが手に取るようにわかる。丁寧な解説も一字一句見逃すな。Flash 8以上のユーザーは必見だし、Flash MX 2004以下のユーザは最新版にアップグレードするか、試用版をダウンロードしてでも見といた方がいい。やっぱね、生のFLAを見るのが一番勉強になるよ。俺の嫌いな「モーショントゥイーンの作成」でトゥイーンを作ってたりするけど、さすがにシーズン3だけあって、ソースもテクニックも洗練されてます。カット単位でシンボルにしてるところにも注目してね。

CATMAN 発売元:フジテレビ/ポニーキャニオン/クリエイティブアーチスツ
ペレストロイカ「ペレストロイカ」のDVDは一足先に発売された。こちらは全12エピソードで26分、2本の未公開エピソードとメイキングの特典映像が収録されている。特にメイキングは青池君自ら構成・編集・NAを担当して制作されていて必見。手作り感溢れる貴重な写真や映像もたっぷり。あの疑似クレイアニメ(写真コラージュアニメと言うらしい)がFlashで制作される様子が詳細に伝えられている。青池君の「オレって天才?」ワ−ルドも堪能できるし、さりげなく奥さんも登場してたぞ。

ペレストロイカ 発売元:ロボット/販売元:東宝
投稿者 A.e.Suck : 11:44 PM
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