Blade Runner: Ultimate Collector's Edition(1982/1992/2007) 117分
Disk1「ファイナルカット」
追加撮影までして致命的なアラを修正したもの。スピナー内の警察無線に日本語が追加されとった。リドリーはこのバージョンが一番好きだと言うが、基本的に「ディレクターズ・カット最終版」のアップグレードだし、俺は完全版と言われる「日本公開版」が一番好き。 リドリーのコメンタリは、大したことしゃべってないし、つまらんかった。美術チームと VFX チームのコメンタリの方が面白いんだが、人数多くて、字幕だと誰の話だかさっぱりわからん。
Disk2「デンジャラス・デイズ」
プロダクションの流れで構成した2007年版のメイキング・ドキュメンタリー。2時間半たっぷりで見応えあった。ほぼ「メイキング・オブ・ブレードランナー」どおり。
Disk3「劇場公開版集」
US公開版、日本公開版(インターナショナル版)、ディレクターズカット最終版の詰め合わせ。どれも観たことあるバージョンでソフトも既発売。目新しいものじゃない。このディスクだけ日本語吹替え入り。
Disk4「映像特典」
4時間の特典映像集。デザイナー自ら当時のデザイン案を紹介。スピナーに書いてあるのは「995」じゃなくて「99S」だったり、あのネオンは「源」だったり。ポスターアートのメイキングをアーティスト自ら解説したり。82年当時の宣伝映像も。
そして最強のコンテンツが「未公開シーン集」だっ!これは衝撃っすよ。リドリーは最低でも7テイク撮るから、膨大なボツフィルムがあるわけで、別テイクと削除シーンと補完シーンにボツ V.O.を加えて、もう1本の「ブレードランナー」ができちゃった!2つで十分なのは、これまでのエビ説を覆す魚の丼メシ、さらにホールデンの病室シーン、タイレルの保存遺体。ラストシーンの1つでは、レイチェルがデッカードに「私たちはつがいで造られた」って言っとるし。ということは、デッカードはネクサス5でなくネクサス7で、元・腕利きブレードランナーてのは移植記憶で、そうなると後任のホールデンと面識あるのは…
Disk5「ワークプリント」
これが一番の目当てだった。だって、これこそホントのディレクターズカットだもの。丼メシはエビっぽいテイク。セリフも「わかってくださいよ」じゃなくて「まかせてくださいよ」って聞こえる。V.O.はロイが死んだ後だけ入る。ガフのスピナーが現れるショットは別テイク。ヒキなのでよくわかる。エレベーター閉まってTHE END。うーん、完全版よりいいかも。デッカードの眼が赤くなるショットはあるものの、リドリーはこの時点ではデッカードが人間なのかレプリなのか決めかねてぼかしたんじゃないかなー。デッカードはレプリじゃない方がいいと思う。ロイの死に際と向き合ったことでレイチェルと逃げるのは人間的な行動でもあるし、お互いに神のみぞ知る寿命はネクサス7にも人間にも当てはまる。
特典は「ファイナル・カット」のメイキング。修正と追加撮影、ハリソン・フォードの息子が代役とは考えたもんだなー。