[ ファイトクラブラスベガスをやっつけろブレア・ウィッチ・プロジェクトジャンヌ・ダルクゴジラ2000ミレニアムワイルド・ワイルド・ウエストグレイスランドシックス・センスホーンティングディープ・ブルーシンプル・プランエントラップメントマトリックスオースティン・パワーズ・デラックスアイズ・ワイド・シャットパラサイトテックス・エイブリー笑いのテロリスト(A)エンカウンター 3Dプリンス・オブ・エジプトリトル・ヴォイス交渉人スターウォーズ/ファントム・メナスハムナプトラ/失われた砂漠の都ライフ・イズ・ビューティフル奇蹟の輝き菊次郎の夏ソルジャーヴァイラスカラー・オブ・ハートRONINブレイドペイバック8mmビッグヒットスタートレック 叛乱グロリアスパニッシュ・プリズナーエネミー・オブ・アメリカシン・レッド・ライン隣人は静かに笑うマイティ・ジョーフリー・マネーフェアリーテールバグズ・ライフスネーク・アイズガメラ3:邪神<イリス>覚醒ラッシュアワーワイルド・シングスヴァンパイア/最後の聖戦スモール・ソルジャーズ ]

Official Site↓

12/30/渋東シネタワー(Dolby Digital) Fight Club
ファイトクラブ
('99),139min.
Fox 2000 Pictures / Regency Presents, a Linson Films Productions, Directed by David Fincher, SFX:Blue Sky|VIFX, Buf Compagnie, Digital Domain, Image Savant, Pixel Liberation Front, Toybox, Rob Bottin

ファイトクラブの事は話しちゃいけないことになってるんだが、よく考えたら私は会員でもないのでいいだろう。制作費6300万ドルもかけて作ってしまったファンタジー・コメディ。リアルな暴力描写につき米国ではR指定だが日本ではPG-12と緩め。面白いけど危険。でも笑える!撮影プランからしてぶっとんでる。デパルマが羨ましがるだろう、このキャメラの動き!映像もモンタージュも柔軟かつ超意欲的。こ難しい映画になりがちな題材ながら、デビッド・フィンチャーは前作ゲームよりいい仕事をしたと言える。この映画もまた、オチを知ると「なるほど〜」って伏線が浮かび上がってくるのも面白い。盛りだくさんのVFXの詳細はここ

▲TOP
12/29/シネスイッチ銀座(Dolby SRD) Fear and Loathing in Las Vegas
ラスベガスをやっつけろ
('98),118min.
Universal Pictures Presents, a Rhino Films Productions, a Terry Gilliam film, SFX:Peerless Camera, Illusion Arts, Rob Bottin

米国公開は98年5月だから、1年半遅れてやってきた、ぶっとびドラッグ・ムービー!テリー・ギリアムは今回雇われ監督だが、ピッタリの題材!制作費は1850万ドルと低予算ながら、彼の作風の原点ですな。ゴンゾのキャラも濃い〜が、デュークを演じるジョニー・デップの演技と頭は必見。完璧にハマってます!こんな芝居できるのは加藤茶以外いないと思ってたが、まさかのデップ!これは笑えます!メイキングはアメリカン・シネマトグラファーのバックナンバーを参照。エーテル、アドレノクローム、メスカリン、アミルニトラーテ、LSDなど各ドラッグ別撮影法が興味深い。

▲TOP
12/28/パンテオン(Dolby SR) The Blair Witch Project
ブレア・ウィッチ・プロジェクト
('99),81min.
Artisan Entertainment Presents, a Haxan Films Productions, Directed by Danuel Mtrick & Eduardo Sanchez

おぉ、渋谷東急からパンテオンにシフト!しかも40分前でこの混雑ぶりはスマッシュヒット!創造された作品世界としては、そのバックグラウンド(伝説)まで含まれる。その役割がWEBサイトで、映画の一部として機能してる。実に画期的でファンタスティックだ。本編も素晴らしい!内容はないし怖くないけど、リアルな面白さがある。彼らが試みた手法は共感できるし、計算された演出なら絶賛したい。ホントにあんな感じなんだ!フッテージがハンディ16ミリとハンディカムってのもいい。プリントはヴィスタだけど、レシオは4:3なのだ。その素材あってのあの編集もマトを得てる。そう、つなぐとああなるんだ!わかるなぁ!続編も楽しみ。ぜひWEBを見てからこの映画を感じよう!→日本語サイト

▲TOP
12/26/丸の内ピカデリー2(SDDS) The Messenger: The Story of Joan of Arc
ジャンヌ・ダルク
('99),157min.
Columbia Pictures Presents, a Gaumont Productions, a film by Luc Besson, SFX:Duboi

英語版なのにタイトルがMessengerじゃないのはなぜ?ま、いっかー。とにかく長くて疲れた。フィフス以降、ベッソンには失望させられっぱなし。宗教映画なんだけど、信仰心のない私はジャンヌに感情移入できねぇし、神様がどーのこーのじゃ説得力ないし、尺の長さがこたえた〜。眠らなかったのが不思議。フランス以外では興行的にも辛いですな。中世の戦争を描く点では興味津々だったが、小競り合いみたいでちゃちぃな。城の攻略法とかはこんなもんなの?うーん、生々しさが足りないなぁ。制作費6000万ドルじゃ足りないでしょう。日本人は「蜘蛛巣城」を見ましょう。

▲TOP
12/25/日劇東宝(Dolby Digital) godzilla2000:millennium
ゴジラ2000ミレニアム
('99),107min.
Toho Presents, a Toho Eiga Productions, a Takao Ogawara Film, SFX:Kenji Suzuki

USゴジラはゴジラぢゃにゃあ、ホンモノ見せたる!って、ゴジラの設定もへったくれも無視して簡単に作っちゃったのがこれ。確かに平成チープ系かぶり物B級SF。頭から尻まで、はちゃめちゃですわ。見ていて恥ずかしくなるが、それが笑いに変わるので安心。いきなり町中に出現して、透過光の「光線」を吐く。夜なのに、目玉までくっきり見える。ジェットジャガーやスーパーXが出て来てもおかしくない、と思ってたら、ナビゲーター風UFOが登場。キラアク星人やX星人ならまだしも、クラゲ型宇宙人かよ〜。そして俳優達は「驚く一同」ばっかし。円谷英二は原子怪獣現るキングコングに触発されて初代ゴジラを作った。基本は生物。USゴジラを真似するならともかく、反目してはダメ。まぁ、CGIにしても同じSoftimageを使ってこの差だからにぃ。

▲TOP
12/5/渋谷パンテオン(Dolby Digital) Wild Wild West
ワイルド・ワイルド・ウエスト
('99),106min.
Warner Bros. -Peters Entertainment Presents, a Sonnenfeld/Josephson Productions, a Barry Sonnenfeld Film, SFX:ILM, Cinesite, Rick Baker

Imagenary Forcesが担当したタイトルは最高の出来!超カッコイイ!彼らのスタイルには飽きてたんで新鮮だった。本編はオリジナルTVシリーズを知らないが、「タイムボカンシリーズ」として楽しめる。鳥海尽三脚本かと思った。ビックリドッキリ・メカの数々や勧善懲悪のスタイル、個性的な悪役とその部下など設定は楽しい。でもやはりソネンフェルド、内容が単純すぎてドラマがないのはMIB同様で、見せ場がもたない。セリフのやりとりも浮いてる。ビクターの犬と「サイボーグ009」にでてきた蜘蛛ロボットを彷彿させるタランチュラはいい出来。

▲TOP
11/6/シネマスクエアとうきゅう Finding Graceland
グレイスランド
('98),97min.
Largo Entertainment Presents, a Cary Brokaw/Avenue Pictures Production, a David Winkler Film

制作費わずか100万ドル、劇場公開は日本とフランスのみという小品ながら見所ありの秀作。エルヴィスを名乗るハーヴェイ・カイテルは、イカレたオッサンじゃない!しかも渋いLiveのオマケ付き!彼はホンモノのエルヴィスに間違いない。俺は信じる。警官との出会いで確信した。彼は傷を癒してくれるすばらしい存在。カミさんを事故で亡くした地、メンフィスが嫌いな主人公。なんでその事故車に乗るかと思えば…その車も重要なアイテムのひとつ。Remember the King!!

▲TOP
11/4/日本劇場(Dolby Digital) The Sixth Sense
シックス・センス
('99),107min.
Spyglass Entertainment Presents, a Kennedy/Marshal/Barr Mendel Production, a M. Night Shyamalan Film, SFX:Stan Winston Studio, Dream Quest Images

ブリーフ男の侵入はインパクトのある導入。でもそのアトが単調で弱く、何が言いたいの?って感じたが、それが重要な仕掛けなのがわかる。中盤からの語り口は見事で、オチも壮絶!彩度を抑えた作品のトーンやブルースの抑えた芝居もいい。少年が車の中で母親に秘密を打ち明けるシーンはきますよぉ〜!人間の絆と、伝えたい思いってテーマを芯にドラマを構成した優秀な脚本にも感心。これ以上は書けないっ。とにかく観るべし。制作費4000万ドル。

▲TOP
10/17/渋東シネタワー1(Dolby Digital-EX) Deep Blue Sea
ホーンティング
('99),113min.
DreamWorks Presents, a Roth/Arnold Production, a Jan de Bont Film, SFX:Tippett Studio, ILM, KNB

なんでたたりをリメイクする?怪奇映画にVFXテクノロジーはいらんのです。技術面ではポルターガイストがトドメをさしてるし。舞台のHill Houseは家ってゆーよりでっかい宮殿で、奇麗すぎで怖くない。制作費8000万ドルかけただけあってセットは超豪華。屋内と一致しない外観も凄いが、プログラムには「アメリカ全土を探した末、完璧なHill Houseを見つけた。イギリスにあるハーラクストン屋敷だ」とある(笑)ここ大学じゃん!ベラスコ、じゃねーやクレインが姿を現すとこはかっちょいいっす。ラストは「フランダースの犬」の最終回かと思った。注:ベラスコはヘルハウスの悪霊。

▲TOP
10/13/渋谷東急(Dolby Digital) Deep Blue Sea
ディープ・ブルー
('99),105min.
Warner Bros. + Village Roadshow Presents, an Alan Riche-Tiny Ludwig/Akiva Goldsman Production, a Renny Herlin Film, SFX:The Film Factory at VTR, OCS/Freeze Frame/Pixel Magic, Edge Innovations, Custom Machine Works, Hammerhead Productions, ILM, Flash Film Works

パンテオンとテレコってる〜、まぁいいけど。この映画、サメが出るからってジョーズと比べちゃーいかんよ。これは、海底基地もの。基地の構造とストーリーのカラミが面白いんだから。アイデアも豊富なんで退屈しない。作りモンのサメがイマイチだったけど、人がパクッ!って食われる瞬間がいい。カット尻は絶妙だ。制作費6000万ドル。

▲TOP
10/3/みゆき座(Dolby Digital) a simple plan
シンプル・プラン
('99),122min.
Mutual Film + toho-towa + Paramount Pictures Presents, a Sam Raimi Film, SFX:Sturm's Special Effects, KNB

凄いじゃないか、サム!人のホンだけど、雪景色の中、妻の影響で模範的善良男の傷口が広がっていく。うーんドラマじゃん!こーゆー映画撮れちゃうかね〜。デビュー作からリアルタイムで観てきただけに嬉しい進歩と言える。死ななくていい人が6人死んだからなー。サムの親友が監督したファーゴを思い出すけど、濃い人が出てないとこがまた怖いよ。1700万ドルのバジェットはファーゴの倍以上。ビリー・ボブの兄貴は秀逸!

▲TOP
9/28/渋東シネタワー1(Dolby Digital) Entrapment
エントラップメント
('99),113min.
20th Century Fox + Regency Enterprises Presents, a Fount Ainbridge +Michael Hertzberg Production, a Jon Amel Film

ばかばかしくって笑っちまうよぉ。まぬけな泥棒2人組、ずっこけ大作戦。コンビが真剣だからよけーおかしい。やってることはまぬけ。しかもロマンス付き(笑)制作費6600万ドルもかけるんなら、もーちっとまともなホンで、説得力ある見せ場を見せてほしいなぁ。あと、S.コネリーはコソ泥らしく二度死ぬで使ったほっかむりをするように。あれじゃ、レッドオクトーバーの艦長さんだぜ。ハブの結線変えて80億ドルを自分の口座にダウンロード?あはははは!甘過ぎ〜!オチもサイテ〜

▲TOP
9/4/渋谷パンテオン(Dolby Digital) The Matrix
マトリックス
('99),136min.
Warner Bros. Presents, with Village Roadshow Pictures, a Silver Pictures Production, Directed by The Wachowski Brothers, VFX:Mass.Illusions, DFILM Services, Makeup Effects Group, Manex Visual Effects, Animal Logic

でも、どしても見たくてやっぱ先行オールナイト。しかもパンテオンでの上映だ。実際自分の目で見たらもう、「おぉ!」「すげっ!」「すげぇ〜」「わぉ!」「げげっ!」こんなんの連続。めっちゃ凄くて斬新でかつてない映像表現は観客をマトリックス世界に引き込んで逃がさない!アングル・キャメラ・編集、常識を越えたウルトラダイナミックな映像の数々に、涙ぽろぽろもん。チャンバラもドンパチも猛烈なパワフルさ!ポイントはコマ落としのスピード感と、画面いっぱいの破片、実写によるアニメ表現。そしてデジタルFX。中でも最高なのは落下するヘリからネオがトリニティを引っぱり出すショット!制作費6,300万ドル。キアヌもかっちょいいぜ!メイキングはアメリカン・シネマトグラファー参照

▲TOP
9/4/渋谷松竹セントラル(Dolby Digital-EX) Austin Powers:The Spy Who Shagged Me
オースティン・パワーズ・デラックス
('99),95min.
Newline Presents, an Eric's Boy / Moving Pictures / Team Todd Production, a Jay Roach film, VFX:Stan Winston Studio(Fat Bastard), Christopher Nekson(Fembot), Digitscope(Title), Pacific Vision

狙いはマトリックスの先行オールナイトだったけど、あまりの長蛇の列に断念して急遽こちらのレイトショー。制作費は前作の倍の3,300万ドルと、まさしくデラックス!超売れっ子タイトルデザイナー、ロバート・ドーソンのタイトル以下全編ハイテンションで、大笑い!ダンスシーンからワイプまで、目が離せない。ポコチン代名詞リレーは名作。新キャラに多彩なゲスト、やっぱシャガデリックなヘザー・グラハムちゃんが最高!

▲TOP
9/2/渋谷パンテオン(SDDS) EYES WIDE SHUT
アイズ・ワイド・シャット
('99),159min.
Warner Bros. Presents, a Film by Stanley Kubrick

自慢の好感度レンズで画面内光源のテクを多用して、光が強調された独特なシーンに仕上げてるあたり、さすがです。N.キッドマンが芸達者で、実に妖艶でよい。T.クルーズの心理描写は視覚的で、彼が踏み込むファンタジーでダークな世界との関連が絶妙。キューブリックに失敗作はないのだ。制作費6,500万ドル。

▲TOP
8/22/渋谷東急(Dolby Digital) The Faculty
パラサイト
('98),104min.
Dimension Films Presents, a Los Hooligans Production, a Stephen Sommers Film, VFX:Rhythm & Hues, FX Images, K.N.B. EFX Group, , Centropolis, Digiscope, Threshold, Cinema Production Services, Hybride Technologies, Pacific Title/Mirage

エイリアン寄生侵略テーマはやっぱいいねぇ。しかも学園もの(笑)ボディスナッチャー遊星からの物体Xの両リメイクの影響が濃くて、これにスクリームしてるのが楽しくて、こちらとしてはニヤニヤしっぱなし。しっかり見せる系のKNBのエフェクツも相変わらずセンスいいし、寄生体もいい出来。自分の身近な人物がエイリアンの正体を現す瞬間が醍醐味だ。T-1000が先生役で登場、さすが怪しさ世界一(笑)原題は職員室、ってとこかな。制作費1,500万ドル。

▲TOP
8/19/ユーロスペース tex avery
テックス・エイブリー笑いのテロリスト
Aプログラム:人の悪いリス(44)うそつき狼(42)ドルーピーのつかまるのはごめん(43)腹ぺこハゲタカ(43)ぼくはひとりぼっち(46)スカンク君の悩み(48)ウルトラ小鴨(48)月へ行った猫(48)ねむいうさぎ狩り(49)田舎娘と都会娘(49)冬眠中はお静かに(52)呪いの黒猫(49)計91分/MGM, Directed by Tex Avery

子供の頃からテックス・アヴェリーのアニメは大好きだったが、今ではLD-BOX「Complete Tex Avery」やカートゥーンネットワークのおかげですっかり日常になってる(ドルーピーのTシャツだって持ってる)。そんなところに、なぜかフィルムで日本初上映ときたもんだ。今回のプログラムにはドルーピーの第1作や、スパイクの冬眠番も含まれていてゴキゲンだ。

8/12/東京アイマックスシアター Encounter in the Thrid Dimension
エンカウンター 3D
バイリンガル・レシーバ内蔵のヘッドセットを装着すれば、70mm の2乗大画面にすんげー立体効果が味わえる!このリアリティは想像を絶するなぁ。CGI を多用したデジタル映像なのでキャメラワークやコンポジットなんかのコントロールも自在なんだろう。

▲TOP
8/7/渋東シネタワー2(Dolby Digital EX) Episode1
スターウォーズ/ファントム・メナス

オールナイトとは言え、上映中は後ろのドア(スクリーン対面)から出入りさせるなっちゅーの。光が入れば映写の妨げになるのがわからんかなー。

8/7/渋谷東急3(Dolby Digital) The Prince of Egypt
プリンス・オブ・エジプト
('98),99min.
Dreamworks SKG Presents, Directed by Brenda Chapman, Steve Hickner, Simon Wells

制作費6000万ドルのアニメーションなんだが、CGIの使いすぎが鼻につく。特に水なんて違和感ありすぎ。モブシーンも、人間の配置がわざとらしく均一だ。いいとこもあるよ、冒頭のチェイスによる神殿崩壊なんかはキャメラワークも含めて見応えあるし、壁画のアニメーションもよかった。物語もかなりはしょってて、テーマの捉え方も気にくわない。ヘストンの十戒見た方がずっといい。美術ものっぺりしすぎ。ミュージカルナンバーのきっかけもヘン。ディズニーの水準の高さが再認識できる。

▲TOP
7/26/アスミック・エース試写室 little voice
リトル・ヴォイス
('98),96min.
Miramax Presents, Scala Production, a Mark Herman Film

英国版キャリー(笑)展開が荒削りな上ファンタジー性が混在してるので、共感しにくい。どのキャラも好感もてないし。E.マクレガーも新沼賢治しっちゃってるし、何だかなぁ。テーマが重いので、音楽にかなり助けられてる。特にゴールドフィンガー・モンタージュとそれに続くショーの場面は単独で秀逸!

▲TOP
7/25/パンテオン(Dolby Digital) the Negotiator
交渉人
('98),139min.
WB/Regency Presents, a Mandeville/New Regency Production, a F.Gart Gray Film, VFX:Pacific Titles & Optical, Mirage

予定よりなんと半年以上も遅れて公開された、非の打ち所がない傑作!洗練された抜群のシナリオ、緊迫の中ユーモアも織り込んだテンポいい演出、絶妙にキャスティングされた配役陣による騙し合いの見事な演技。2タイプのプロによる駆け引きの面白さに魅了される。K.スペイシーの「仲間なのになぜ殺そうとする?他人の俺が助けようとしてるのに!」なんていい。絶対「No」と言うべからず。制作費5,000万ドル。

▲TOP
7/19/渋東シネタワー2(Dolby Digital EX) Episode1
スターウォーズ/ファントム・メナス
7/13/日本劇場(Dolby Digital EX) Episode1
スターウォーズ/ファントム・メナス
('99),132min.
20th century Fox Presents, a Lucas Film Production, a George Lucas Film, VFX:ILM

200%スターウォーズ!だからつまんないワケがない!久々にハマれる映画!1本の映画をここまで作り込めるのはルーカスだけ!制作費11,000万ドル。

注!ネタバレありレビュー
テキスト版Flash4版
▲TOP
7/4/日本劇場(Dolby Digital) The Mummy
ハムナプトラ/失われた砂漠の都
('99),125min.
Universal Presents, an Alphaville Production, a Stephen Sommers Film, VFX:ILM, Vision Crew, Cinesite Hollywood

ミイラ再生のリメイク。しかし今回はB級怪奇映画ではなく、8000万ドルもかけた、王道を行く贅沢なレイダースタイプの冒険活劇。トップのユニヴァーサルの地球が3千年前の太陽にOLすると、そこから壮大なクレーンショットは古代エジプトのパノラマだ。以降イマジナリー・フォーセスによる象形文字のエンド・クレジットまで、ローラーコースターだ。サービス精神旺盛で、人物配置・アイテム・要素も的確で楽しめる。そしてなにより再生するミイラ、砂、災害などILMのイフェクツは凄すぎ!キャラクター・アニメでは日本のアニメの動きを彷彿させる。制作費8,000万ドル。

▲TOP
MOVIE REVIEW REVIEW1999/MORE!