July 20, 2010

Flash CS5のラウンドトリップ編集

Flash 11Flash CS5にはいいニュースと悪いニュースがある。その2。前回のエントリした読み込んだPSDをPhotoshopで更新するに関連した話。これ、タイトルのまんまのことは、CS5では一応できるようにはなってます。これをラウンドトリップ編集というらしい。はい、PSDをインポーターで読み込んだ場合、ライブラリにアセットされたPNGでもPhotoshopで編集できるようになったわけ。これはいいニュースですな。

Flash CS5のPSD読み込み

  • インポーターによって、レイヤー単位で読み込める
  • 読み込み後はライブラリにアセットされ、元のPSDと切り離される
  • 読み込んだアセットをPhotoshopで編集できる
  • 編集後はライブラリ内のアセットが自動更新される

こんな感じ。Photoshop CS5以外だとどうなんだろう?わからんけど、たぶんいけるとは思うけど。

読み込んだビットマップをPhotoshopで変更・更新する


1.ライブラリのアセットを選択し、コンテキストメニューかライブラリメニューから「Photoshop CS5で編集」を選ぶ。または、ステージ上のビットマップを選択し、コンテキストメニューの「Photoshop CS5で編集」を選ぶかプロパティの[編集]をクリックする。
2.Photoshopで修正を加えて保存する。
3.Flashに戻ると自動更新されている。

これは単に、読み込んだビットマップ画像を外部エディタで修正できるってだけのこと。PNGにアセットされたデータでも、手を加えることができるようになったにすぎない。インポーターで読み込んだ各レイヤーはFlash内では個々のPNGに過ぎない。Photoshopで修正する場合、単一レイヤーとしてしか扱えなくなる上、トライ&エラーは不可能。Flashとの連携はPNGベースなので、PSDの状態ではFlashに戻せず、やれることがかなり限られる。オレにとっては悪いニュースになっちゃった。ちょっとした一発修正ならラウンドトリップ編集でいけるだろうけど、オレには向いてない。

つまり、インポーターやラウンドトリップ編集は、Flashで読み込む前にPhotoshopでかなり作り込まれている場合が前提だと思う。そう、オリジナルのPSDは、Flashに読み込み後はさわらないってこと。

やはり、Flash CS5でも読み込んだPSDをPhotoshopで更新するが有効なのです。Flashに読み込んだ後も、オリジナルのPSDを制限なく手を加えられるメリットは大きい。PSDってことは、レイヤー追加、レイヤー効果、レイヤースタイル、ブレンドも使える。この手がCS5でも使えてよかった!

Posted by A.e.Suck at July 20, 2010 07:39 PM