August 12, 2021

Flashアニメ『スター・トレック:ローワー・デッキ』


Amazonプライムビデオで『スター・トレック:ローワー・デッキ』のシーズン2の配信が始まりました。『スタートレック』のアニメ版は『まんが宇宙大作戦』以来48年ぶり。フィルメーション制作の『まんが宇宙大作戦』はセルアニメでしたが今回はFlashアニメです。アニメーションはAdobe Animate作画です(USSセリトスなど、船やシャトルはMayaによる3Dアニメーション)。芝居がうまいし、ほんとよく動く。テンポいいし、タイミングもうまい。よくできてます!

制作は『スター・ウォーズ』の2Dアニメ版も制作してる北米最大のFlashアニメーションスタジオ Titmouse 。2000年にニューヨークで創業し、Tシャツのプリントをしてたんだけど、LAに移ってFlashアニメーションで成長したスタジオ。今はロサンゼルス、ニューヨーク、ロンドン、メルボルン、バンクーバーの5都市にスタジオがあるんです!『ローワー・デッキ』を制作してるのがバンクーバースタジオ。

Flashアニメーターのスキル

シーズン1が今年の1月22日から配信され、その頃にはシーズン2のためにAdobe Animateが使えるFlashアニメーターを募集してました。募集要項からこの作品に求められるFlashアニメーターの人材がわかります。募集はTitmouseのバンクーバースタジオ。作業はリモートですがカナダ人が望ましいとのこと。
作業内容:作画監督の指導下で、絵コンテを調整し、強力なストーリーテリングポーズを見つけることで、高品質の手描きアニメーションラフを作成します。背景のパースを地面と一致させ、キャラクターを描きます。チームによる共同作業です。
資格:2Dアニメシリーズ(FlashまたはHarmony)のアニメーターとしての経験、認められたアニメーション学校の学位や卒業証書。Flashキャラクターシンボルを使用してポーズを作成した経験。演技、ステージング、ポーズ、タイミングの強い感覚、そしてモデルにとどまる能力。マルチタスクと優先順位付けの機能。専門的かつ前向きな方法でコミュニケーションする能力。毎週、割り振られたパートを期待に応えて期限内に作業する。
ちなみに撮影の人材はアニメーションまたは映画業界での1〜3年の経験。コンポジット、照明、シェーディング、カラー、レンダリングに関する確かな理解。強いデザイン感とショット構成。TVアニメシリーズまたは長編アニメーションでの照明およびコンポジット経験。Adobe Suite(Animate、Photoshop、After Effects)に習熟していることが望ましい!

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投稿者 A.e.Suck : 03:04 PM

June 15, 2021

『カラミティ』日本公開

『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』に続くレミ・シャイエ監督の劇場用Flashアニメーション『カラミティ』は、2020年12月に『フランス映画祭2020横浜』で字幕版が、2021年3月の『東京アニメアワードフェスティバル』で日本語吹替版がプレミア上映されました。そしてついに、日本公開が2021年9月23日に決まりました。日本語吹替版もあります。

2021上映劇場

9.23〜:新宿バルト9、T・ジョイPRINCE品川、横浜ブルク13、T・ジョイ蘇我、梅田ブルク7、T・ジョイ京都、広島バルト11、T・ジョイ博多
10.22〜:宮崎キネマ館
10.23〜:名古屋シネマテーク
10.29〜:静岡シネ・ギャラリー
調整中:上田映劇、出町座
上映劇場一覧

受賞

アヌシー国際アニメーション映画祭2020、プチョン国際アニメーション映画祭2020、2つのアニメーション映画祭で最高賞を受賞しました。

冒頭10分

日本語吹替版の冒頭10分が期間限定で公開されました。頭にFlash CS6ユーザーのレミ・シャイエ監督の挨拶が1分、尻に予告編がついてます。

メイキング

制作スタジオはフランスのMaybe MoviesとデンマークのnØrlum。製作費は800万ユーロ(約9億6千万円)。アニメーション作画ツールはFlash CS6と思われます。なぜかってーと、レミ・シャイエ監督がFLAを開いたとき、Flash CS6が起動したからです。YouTubeで「Long Way Here 〜レミ・シャイエ監督に聞く!〜」を見てください。前半はアニメーションの道に進んだ経緯や作品について。サプライズは58分あたり。『ロング・ウェイ・ノース』同様の輪郭線のない処理について質問された監督が画面共有を提案し、FLAを開きました。起動したのはFlash CS6でした!びっくり。そこから10分ほどFLA解説ありました。絵コンテ、レイアウト、ポージング、アニメーション、背景原図などのFLAが見られます。輪郭がなくても絵として成立させる部署がアニメーションとは別にあったそうです。そういえば中国の『羅小黒戦記』もFlash CS6でしたね。

『ロング・ウェイ・ノース』との違い

レミ・シャイエ監督「20台のワゴンと開拓者と馬がいたので、手描きは悪夢です。そこで、CGIを作成することにし、このCGIをインポートしてアニメーション化する方法を見つけました。2Dと3Dのバランスが取れています。私がアニメーションを描くのが好きなのは、それが直接的だからです。しかし、20台のワゴンのコンボイをアニメーション化するには手描きは現実的ではないのでCGIを使用しました。アニメーターは、顔やボディランゲージで感情を表現のために2Dアニメーションのスキルを使います」

関連サイト

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  • 投稿者 A.e.Suck : 04:07 PM

    June 08, 2021

    『きみと、波にのれたら』

    きみと、波にのれたら
    今更だけど、Netflixで「きみ波」こと『きみと、波にのれたら』(2019)を観た。よかった!すげーよかった!いい映画だったー。ひな子の物語よくできてた。

    感想

    キャラの首なっが!カミーノアンかよと抵抗あったけど、横顔の口の描き方は好みだし、芝居がリアルで気にならなくなった。肩甲骨や、濡れたシャツや肌がいい感じ!やっぱり要は様々な水作画。海面、波、川、コーヒー、こぼれたコップの水、シンクの水、Tシャツにはりつく水、水中、波紋、放水の水、『アビス』みたいな水、『ルー』みたいな水。水見てるだけでうっとり。セリフもしっかり聞いた。歌が大事だし。消防訓練や消火作業もリアルだった。ただ、フワトロオムライス世代の女子がO次郎を知ってるとは思えない。印象に残るのはサーフィン、ヒーロー、フワトロオムライス、ドリップ、カメ、スナメリ。制作進行が8人もいて、さらに制作進行補佐が19人も!どーなってんだ?

    世界での評価

    第23回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦、2019年度 アヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門出品作、第22回上海国際映画祭金爵賞 最優秀アニメーション作品賞、第23回ファンタジア国際映画祭今敏賞、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭長編アニメーション部門最優秀賞、2019年スコットランド・ラブズ・アニメーション審査員賞

    予告編

    Flashの強み

    ここFlashかなーなんて思って観てた。ゆっくり動くとことかね。お!って思ったら10秒戻しでもう一度。作監の小島崇史さんのツールはクリスタみたいだけど、Flashについてアキバ総研のインタビューでこう発言してる。
    ──Flashアニメを使っていますよね。やはり手描き作画とは違うのでしょうか?
    小島 作業自体は手描きとそれほど変わりませんが、精度が高まるのは確かです。たとえば、作画でキャラに寄っていくとか、あるいは顔のアップからどんどん引いていく場合、手描きだとどうしてもゆがんでしまいます。だけど、Flashを使うと滑らかに動くので、長回しのトラックアップやトラックバックには非常に向いています。また、じわっとした動き、ロング時の動きなどが崩れないところも利点です。
    いいね!わかる、その通り。
    きみと、波にのれたら
    エンドロールによると、Flashアニメーターは11人。『ルー』は16人だった。

    「#Flashアニメ」ってハッシュタグつけてくれてて嬉しいですねw

    関連ページ

    投稿者 A.e.Suck : 03:38 PM

    December 11, 2020

    Flash Back Memories

    Flash Playerサポート終了まであと20日ってタイミングでサントリーのクラフトボスのPVが公開されてました。粋なことしてくれますねー。

    Flash Playerと言うより、Flashが終わるような印象を受けますが、Flashの原点はインターネットなので、懐かしむのはいいことだし、Flashを取り上げてくれたことはありがたいですね。

    初めて見たFlash

    Simpsons 1996
    個人的に振り返るならば、出会いは1996年、『Simpsons』のサイトでした。それまでインターネットのアニメーションでサウンドやクリックに対応してたのはマクロメディアのShockwaveでした。Macromedia Directorってクソ高っかいソフト買って作ってたんだけど、小さいアニメーションじゃないとブラウザがクラッシュしちゃうの!FutureSplash Animatorなので大サイズへの憧れもあった。そこへ『Simpsons』ですよ。ブラウザ画面いっぱいに綺麗な線でアニメーションしてて、すげえと思ったの。FutureSplash Playerってプラグインですよ。それ用のデータを作るのが、「FutureSplash Animator」のちのFlashです。マスコットはなぜかカニでした。

    Flash誕生

    「FutureSplash Animator」の日本語版はFuturewaveの代理店だった誠和システムズから発売されるはずだったけど、なんと誠和システムズが倒産!日本語版発売は幻に終わります。しかしその翌月、FuturewaveをMacromediaが買収!マクロメディアから日本語版のFutureSplash Animatorが発売されることになったんです。名前は「FutureSplash」を短くして「Flash」になりました。

    ブレイク前のFlash

    FutureSplash Animator1997年2月19日「Macromedia Flash」発売。価格は19,800円。名前が変わっただけで「FutureSplash Animator」のまんまですが、チュートリアルがよくできてて、英語版でも使えました。Flashで作ったアニメーションはダウンロードさえすれば大きくてもサクサク動きました。しかもベクターで絵が綺麗。一気に作り手の注目を浴びます。そういえば最初はFlashアニメーションって言葉はなくて、Flashムービーって言ってました。

    プラグインの壁

    Flashムービーをネットで見るには、ShockwaveFlashをブラウザにインストールする必要があって、実はこれがネックとなって、Flashは「プラグインがないと見れない」って嫌われたり「Flashはマスターベーションだよね」って馬鹿にされたり。プラグインが普及するまではFlashって冷遇されてたんでした。面白いFlashムービーを作ってもプラグインがなきゃ見てもらえない。ジワジワとプラグインが普及していったのはマクロメディアの企業努力の賜物です。

    ダウンロードの壁

    プラグインの壁は徐々に崩されていきましたが、Flashにはもうひとつの壁がありました。ShockwaveFlash用のデータはSWFです。これがFlashムービーの正体。ShockwaveFlashはSWF冒頭のダウンロードされれば、あとはストリーミング再生してくれるんだけど、ネット環境によってはダウンロードに時間がかかって見る前に離脱される傾向もありました。Flashはサウンドやビットマップ画像にも対応してるからSWFのデータが重くなりがち。そこで、より軽いサイズのSWF作りに励みます。1バイトでも軽く!ダウンロード中に離脱されない工夫とかしてましたよ。とにかく待たずに動き始めることが大事だったし、そんなFlashムービーが気持ちよかったんです。

    関連ページ

    投稿者 A.e.Suck : 03:27 PM

    December 02, 2020

    Flashアニメの未来『羅小黒戦記』

    新宿バルト9
    昨年、『羅小黒戦記』観たとき、日本語吹替で上映するべきだと書いたのですが、あれから1年。日本語吹替版での公開です。しかも単館じゃなく、全国で拡大公開です。

    日本語吹替版

    2020年11月7日公開。字幕が読みにくかったのでこれは嬉しい。上映館はこちら。配給にアニプレックスが加わって、タイトルが『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ) 僕が選ぶ未来』になってます!第23回文化庁メディア芸術祭では「アニメーション部門審査委員会推薦作品」に選出されました。劇場によっては特別音響上映や4D上映も行われます。

    興行

    興行ランキングでは、公開初週でいきなり8位、2週目も8位キープ、3週目で5位に浮上。ほとんど宣伝もなく、twitterでのクチコミだけでこの大ヒットぶり。3週目には劇場パンフ完売。4週目は6位、5、6週目は10位。なんと6週連続で興行TOP10入りの快挙でした。アニメ!アニメ!の2020年一番好きな劇場アニメ総選挙では『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』『Fate/stay night』『鬼滅の刃』に次いで4位でした。2021年1月末には興収5億円突破のロングラン。

    観てきた

    12月1日は年に1度の映画の日。日本語吹替版観てきたよ!昨年の字幕版は字幕が読みにくくて話が入ってこなかったけど、実はよくできた話だった。妖怪じゃなくて妖精だった。テーマは人間との共生。自然破壊によって妖精の棲家を奪った人間との向き合い方と対立。ラストバトルの市街戦前に、人間を避難させる描写がちゃんとある。大スクリーンにFlash作画でガシガシ動くのを堪能した。鉛筆ツールの線ってだけでも親しみ100倍!よく動くよ!トゥイーンじゃなく作画で!しかも撮影でFXかけて盛ったりしない。透過光も最小限。かつて日本が得意だったこと。3Dも控えめに使ってます。逃げる人々のモブとか無数のガレキに。Flash作画より目立つことはないです。背動カッコいいし。Flashで作画アニメやるんだーってパワーがビシビシ伝わるー。日本語吹替版エンディングが追加されてて、イメージボードのスライドショーが付きます。

    4位

    新型コロナウイルスの影響下の2020年、「アニメ!アニメ!」はアニメ総選挙を実施。2020年一番好きな劇場アニメで『ヴァイオレット・エヴァーガーデン』、『Fate/sn[HF]』、『鬼滅の刃:無限列車編』に次いで4位に『羅小黒戦記』がランクインした!

    冒頭シーン

    頭っからしばらくセリフなし。動きだけで描かれてます。

    メイキング


    FLASHアニメの未来

    そーいえば11年前の今日は『戦場でワルツを』を観たんだった。アカデミー賞にノミネートされた唯一のFlashアニメ映画だけど、ほぼカットアウトの会話劇で、動きを楽しむものじゃなかった。その後も世界でFlashアニメ映画は作られ続けて11年。Flash終わりと言ってるやつらに観てもらいたいね。現役のFlashアニメーターはもちろん、Flashと共に生きてきたFlash好きなみんなもね。
    すごいのはコレ作ったの、プロのアニメ屋じゃないからね。アニメはFlashで覚えたってゆー、WEB自主アニメ出身の子だから。監督のMTJJのセンスもいいけど、下地は大好きな日本のアニメを研究して真似して、Flashだからモノにできたわけで。でもって5年かけてじっくり満足いく作品作ったと。それにしても出資会社の多いこと!そんで中国・日本で大ヒットして2作目にとりかかる。次作も絵を動かす喜びを見せて欲しい。リッチを求めてAEのFXや3Dに走らないでほしいな。

    Blu-Ray

    2021年7月9日発売。通常盤と完全生産限定版がある。後者は描き下ろし缶バッジ2個セット付きで特製ブックレット(縮刷版パンフレット+スタッフ描き下ろしイラスト集)、日本語吹替版アフレコ台本、オリジナル・サウンドトラック、日本語字幕全3種・再現収録。映像特典は初日舞台挨拶、PV・CM集を収録。さらに店舗別特典がある。

    関連サイト

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    投稿者 A.e.Suck : 12:02 PM

    September 07, 2020

    『ティーン・タイタンズGO!』の作画プロセス

    TVアニメ『ティーン・タイタンズGO!』のアニメーションメイキング。アニメーター、ハイク・マヌキャン氏によるラフとファイナル。

    Adobe Animate CCのブラシツールでラフアニメーションを作画し、ブラシツールで清書後カラーリング。

    投稿者 A.e.Suck : 12:52 PM

    April 05, 2020

    『カブールのツバメたち』が見たい

    東京アニメアワード2020長編部門でフランスの『カブールのツバメたち』がグランプリに次ぐ優秀賞に選ばれました。TAAFでFlashアニメーションが受賞するのは『ロング・ウェイ・ノース』以来4年ぶり。

    『カブールのツバメたち』(2018)英題:The Swallows of Kabul/原題:Les hirondelles de Kaboul、81分
    製作費は680万ドル、制作期間3年。アニメーションはAdobe Animate、背景はPhotoshop、撮影はAfter Effects。

    1998年、残忍なタリバン政権下で、アフガニスタンの街カブールに生きる2組の夫婦を描いた2Dアニメーションです。元々は実写の企画でした。監督は「キャラクターの感情を最もシンプルな形でアニメーションで表現したかった」そうです。アニメーション制作は『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』のLes ArmateursとルクセンブルクのStudio 352
    原作はヤスミナ・カドラの2002年の小説『カブールの燕たち』(Les Hirondelles de Kaboul)

    メイキング

    ザブー・ブライトマン監督「実写映画として脚本は出来上がっていたのですが、アニメーションで監督して欲しいと言われ、改めて私がリライトしました。20ほどの候補の中でエレアの画風がぴったりだったのでエレアと出会いました。この作品は普通とは異なった手法を使おうと考えました。声優を配役し、4日間で録音。そこから作画をしたのです。俳優たちの演技からスタートした作品なのです」
    エレア・ゴベ=メヴェレック監督「人物のデッサンにおける作り込みは非常に時間がかかりました。より客観性や距離を保ちながら描く必要がありました。先に演じてもらった役者さんを絵に落とし込むのですが、あまりディテールを落とし込まないことがポイントでした。シワまで細かく描いてしまうとリアルになりすぎてしまうので、例えばスワンさんだと分かるぐらいの頃合いで描くというのは手間がかかっているのです」
    ロトスコープを使ってますが、自分と同じで原画にあたる部分を抜き出してからタイミングが決まったところで中割りを作画したと思われます。
    「複雑な作業でしたが、俳優をベースにした芝居の作り込みができていたのが良かったです」

    Adobe Animate CCで行われた作画。

    日本での上映

    日本では『カブールのツバメ』として、2019年6月にイオンシネマみなとみらいで開催された「フランス映画祭2019 横浜」にて初上映されました。東京アニメアワード2020で邦題が『カブールのツバメたち』と改められ、2020年9月27日池袋・新文芸坐での上映が決まってます。劇場一般公開は今の所ありません。
    2021年2月16日までGYAO!UNEXTGoogle Play楽天TVアップリンククラウドで字幕版を視聴できます(有料:300〜330円)。

    関連サイト

    投稿者 A.e.Suck : 12:58 PM

    November 01, 2019

    最先端CG技術とFlash

    マーザ・アニメーションプラネット社による短編アニメーション『THE PEAK』はUnityをベースに構築されたパイプラインで制作されていて、Flashが含まれていました。最先端のCGアニメーションにFlashが活用されてるってすごいですね。
    Flashで作画した水のアニメーションをAIの連番で書き出して、MAYAに読み込んで3Dにするってデモです。

    ほー、すごいなあ、Flashアニメの2D水がMAYAの中でメッシュ入って3Dになってる。あれ、そういえばAnimateでAIの連番書き出しは対応してないですよね。イラレシーケンス書き出しってやったことないので調べてみたらFlash CS3までしかできません。どーゆーマジック?

    その答えは『THE PEAK』のメイキングにありました。本編映像がフルで見られます。11:11からAnimate2019が出てきますが、衝撃的なオチが。

    「FlashとMAYAとの共通フォーマットはIllustrator6形式なのでFlash MXから書き出します」
    えー!Flash MXって!MXじゃなきゃだめなんだろうか・・・最先端のCG技術を支えているのが17年前のFlash MXとはびっくりです。よそでは真似できませんね。

    投稿者 A.e.Suck : 02:14 PM

    October 15, 2019

    日本公開!『羅小黒戦記』


    2011年から28話が配信された個人制作のFlash製WEBアニメ『羅小黒戦記』(ロシャオヘイセンキ/罗小黑战记/The Legend Of Hei)の劇場版がチーム・ジョイさんの配給で日本公開。森が人間に破壊され、放浪する猫の妖怪「羅小黒」が人気のアニメです。制作は北京寒木春華動画技術有限公司。

    WEBから劇場へ

    こちらがWEBアニメシリーズの第1話。Flashアニメです。第1話の制作費は45,000円。

    そしてこれが劇場版の予告編。

    同じくFlashですが、かなーりリッチになってます。

    2019上映スケジュール

    9/20〜10/6:池袋HUMAXシネマズ
    10/16〜12/13:京都出町座
    11/16〜12/13:ユジク阿佐ヶ谷
    11/16〜12/13:池袋HUMAXシネマズ(アンコール上映)
    11/23〜11/29:名古屋シネマテーク
    11/30〜11/28:東京都写真美術館ホール
    12/6〜12/12:ディノスシネマズ旭川
    12/14〜:第七藝術劇場
    12/14〜1/10:ユジク阿佐ヶ谷(延長上映)

    メイキング

    スタッフはWEB版の5倍にあたる50人。うち40人がアニメーター。アクションシーンだと2コマ打ちで1日1〜2秒。完成に5年かかったそうで。メイキングを見るとFlash CS6かなー。
    The Legend of Hei Making

    観てきた

    11月17日夜、池袋HUMAXシネマズで観てきました。1日1回だけ上映だから?混んでたなー。人気あるのね。よー動いてましたよ。ルックはすげー日本ぽい。キャラデもいいし、映像的に『幻魔大戦』『AKIRA』『ラピュタ』『ホルス』とかの影響下にあって、動きもキビキビして心地よかった。人の芝居はリアルだし、アクションは見応えあった。『ど宝』の小田部波もでてきた。話はまったくわからんかった。字幕がちっさくてまったく読めないもの。カタカナだけはなんとか読めたけど。ウエイトが細い上に黒フチがあるから漢字だと黒く潰れて最悪。字幕が判読できないから絵に集中できるよ。つーか、吹替え版で公開しろっての、もったいない。字幕読むなら前の方の席がいいです。

    関連サイト

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  • ITmedia:『鋼の錬金術師』監督が語る、中国アニメ『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』ロングランヒットの訳
  • ITmedia:中国アニメ『羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)』の舞台裏に迫る
  • IMDb:Luo Xiao Hei zhan ji
  • AmazingFlash:『Flashアニメの未来『羅小黒戦記』

  • 投稿者 A.e.Suck : 08:07 PM

    August 01, 2019

    高畑勲展

    東京国立近代美術館
    高畑勲展」、絵の描けない演出家、高畑さんの何が展示されてるんだろう?てことで東京国立近代美術館に観に行きました。高畑さんが関わった作品のお宝祭りでした!

    日本のアニメーションに遺したもの

    東高畑勲展『ホルス』だけでも高畑さん直筆の企画書や集めた資料、作画参考写真、登場人物感情チャート、民主化制作の計画書、スケジュール遅れの具体的な対策書(大塚さんと連名)、香盤表、迷いの森のセリフ案とかありました。でも展示の大半は清書されたコンテ、イメージボード、レイアウト、原画など関わった作品の資料。小田部さん原画のヒルダに森康二さんの修正付きなんて素晴らしすぎて固まる。ヒルダのキャラデザは奥山案、小田部案と決定稿の森康二案があって感動です。

    あと『ハイジ』OPの森康二さんのラフに小田部さんの修正とか。『パンコパ』『ハイジ』『マルコ』の宮崎さんレイアウトとか『火垂る』近藤さん清書コンテとか『かぐや』橋本さん原画とか、、、東映、ムービー、日アニ、ジブリ、よくこれだけ集めたもんです。じっくり見るなら遅くとも14時んは入館すべきです。閉館時間は17時。

    残念だったこと

    撮影スポットはアルムの山からデルフリ村一帯のジオラマ、アルムの山小屋のセット。インスタ映えするかもしれんけど、こんなのより、等身大の高畑勲の方がよかったなー。階段の写真あったのに。
    ガラスケースに入った文書やコンテは覗き込むと自分の頭が影になって見づらかった。ガラス汚いし。あと、一連の原画はコピーしたのをパラパラ見れるとよかったです。

    図録

    高畑勲展図録256ページ、このボリュームで2500円は安い!すべての展示物が網羅されてるわけではないですが、かなり凝った編集です。絶対買いです。

    投稿者 A.e.Suck : 08:35 PM

    July 21, 2019

    Toon Sandwichのメイキング

    Making of SUPER-VILLAIN-BOWL!


    2年前に、人気YouTubeアニメのメイキングで紹介した『Toon Sandwich』のメイキングの新作です。60分ほどのビデオですが、Adobe Animateは13:14から34:00までの「STAGE 4:ANIMATION」21分間。
    使用ツールは、Final Draft、Numbers、Text Edit、Animate/Flash、After Effects、Grageband、Pro Tools、Final Cut Proだとわかります。
    また「STAGE 6:FINAL AUDIO」37:45あたりから音声素材とFlashシンボル素材が完成映像と並べてあって、素材構成がわかるしかけになってるよ。

    Making of SUPER-HERO-BOWL!


    02:40からFlashアニメーション
    06:26からパーツシンボル集
    07:50からループイフェクト集
    08:15から1回再生イフェクト集
    09:04からアニメーションシンボル集
    10:24から視覚効果
    13:30から音声素材とアニマティックと完成映像

    関連リンク

    投稿者 A.e.Suck : 05:38 PM

    July 18, 2019

    日本公開『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』


    Long Way North』を公開してよ」から3年、フランス・デンマーク合作の劇場用長編Flashアニメーション『Long Way North』が『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』の邦題でついに公開決定ですよ。世界で27ヵ国目だそうです。配給のリスキットさん、ありがとう!
    2016年7月にアンスティチュ・フランセでのTAAF受賞記念特別上映会、2019年3月6日の新文芸坐の特別上映を逃したみなさん(オレも!)には朗報ですね。

    上映劇場

    9/6〜10/13:東京都写真美術館ホール
    9/21〜11/1:京都出町座
    10/4〜10/17:徳島ufotable CINEMA
    10/5〜10/17:大阪第七藝術劇場
    10/5〜10/11:石垣島ゆいロードシアター
    10/19〜11/1:群馬前橋シネマハウス
    10/19〜11/8:名古屋シネマテーク
    11/2〜11/22:東京ユジク阿佐ヶ谷
    11/2〜11/8:福岡KBCシネマ
    11/16〜11/22:金沢シネモンド、横浜シネマ・ジャック&ベティ
    11/23〜12/6:静岡シネ・ギャラリー
    11/30〜12/13:神戸元町映画館
    12/21〜1/10:富山ほとり座
    12/21〜1/3:青森シネマディクト
    12/13〜12/28:東京都写真美術館ホール(凱旋上映)
    12/14〜12/27:長野松竹相生座・ロキシー
    12/15〜1/10:東京ユジク阿佐ヶ谷(アンコール上映)
    12/21〜12/27:大分シネマ5
    12/21〜1/10:富山ほとり座
    12/23〜1/10:長野上田映劇
    12/28:大阪シアターセブン
    12/28〜:福井メトロ劇場、大阪シアターセブン、大分日田リベルテ
    1/10〜:尼崎塚口サンサン劇場
    1/11〜:札幌シアターキノ下北沢トリウッド
    1/19:新居浜あかがねミュージアム
    3/6〜:仙台チネ・ラヴィータ
    3/14〜:川崎川崎市アートセンター アルテリオ映像館
    と順次全国公開されます。
    日本版の予告編も公開されています。

    国内の評価

    東京アニメアワード2016グランプリ、文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞。

    世界での評価

    アヌシー国際アニメーション映画祭2015で観客賞受賞。2015〜2017年にかけてフランス、オランダ、ルーマニア、スペイン、イギリス、ポーランド、アメリカ、カナダ、香港、ギリシャ、イタリア、ノルウェー、ロシアなどで公開されてきました。RottenTomatosのトマトメーター(批評家による評価)では98%の高評価、これは『トイ・ストーリー4』と同じなんです。どんなに高く評価されてるかわかりますよね。さらに観客の満足度も76%と70%以上なのでいい結果といえます。

    試写会

    てことで7月12日に行われた試写会に参加して、さっそく観てきちゃいました。Flashは死んだと思ってるやつ全員に見せたい映画ですよ!そしてFlash使いやFlash大好き芸人、特にFlashアニメーターにぜひ観てほしいです。
    お話は19世紀のロシア。北極探検に行って行方不明になった祖父の捜索が打ち切られたため、自ら捜索に行く貴族のお嬢さんサーシャの冒険譚です。舞踏会の作画は大変だったでしょうね。港では船に乗り損なったので食堂で働くことになります。忙しい食堂での生活が前半の見せ場です。1ヶ月後に出航。終盤はアクションサバイバルで動く喜びを満喫できます!
    サーシャの過酷な旅は『雪の女王』のゲルダを彷彿。主線なしのシンプルキャラが3コマ打ちでいい芝居してました。瞳がククッと動くの好き。実写的なレイアウトもカッコイイ。特に光と影の描き方。パンフォーカス、FXもFlash作画(フィルタやブレンドなし)、てことでほぼ全編FLAで仕上がってます。Flash CS3でもFlash 8でも描けちゃうレベル。AEで盛ったりしない!もちろん、絵コンテやアニマティックもFlashですよ。PhotoshopのBGはAEでコンポされました。アニメに合わせてソリッド仕上げだけど奥行きある〜。
    今回、字幕が映像の下に明朝で読み辛かったけど、9月の公開時は映像に乗せ、吹替版も制作するとのこと。公開されたら吹替えで観ます。そうそう、エンドクレジット後にも1カットあるのでお見逃しなく!

    制作

    パイロット版では2コマ撮りだったのを本編は3コマに変更。パイロット版からキャラを変更したのは、作業の効率化を図るため単純化する必要があったから。サーシャンの唇と髪のタッチを廃止。キャラデザは反転できるように左右対称。主人公は前髪を一筋垂らしてシンメトリーを崩してる。アニメーション照明は映画全体で使用したかったそうだが、一部のショットに制限。3本マストの船は船員数が増えて作画が大変になるので2本マストにしたそうです。
    派手なアクションよりも感情の表現に重点を置いたので日本のアニメが参考になったって。そういえばホールドも多い。
    レミ・シャイエ監督「アクションシーンよりも感情的なシーンに多くの作業時間を割り当てました。アニメーターに時間を費やして欲しかったのは感情的な芝居。すべてをリアルに再現することに興味がありません。サーシャの髪の毛を細かく描き込むことに予算を使いたくありません。彼女のシンプルな髪が風で揺らぐ方が重要です」

    主線をなくした理由

    この映画には主線とゆーか、輪郭線がない。アニメーターたちは線画でアニメーションを仕上げているので面で描いているわけではない。最終的に線を削除しています。
    レミ・シャイエ監督「ある時、Photoshopファイルのアウトラインを削除したら、アウトラインがないことの素晴らしさに気づいた。主線はほとんどが黒なので、輪郭があればすべての色を黒色に合わせる必要があり、色調が制限される。輪郭が存在しないことにより、フィルム全体で様々な色彩を表現できた」
    まあ、Flashなら主線削除は簡単なので、Flashに向いてるルックだよね。『海のうた』の影響もありつつ、でもTVPaintじゃなくてFlashだったらこうできると。目ん玉なんて二重丸、2色しか使ってないわけよ、シンプルなのよ、シンボルなのよ、グラフィックのシンボルなのよw

    Flashを使った理由

    レミ・シャイエ監督「絵コンテから最終アニメーションまで、Adobe Flashで制作しました。それが制作中に使用したすべてです。ストーリーボードアーティストが描いた絵をアニメーターが開いて引き継ぐことで元のニュアンスが保たれます。Flashファイルはとてもシンプルです。映画の視覚スタイルはシンプルに設計されていて、予算内で完成させるためにアニメーションや背景のディティールを省略しています」
    リアン・チョー・ハン作監「Flashは経済面で素晴らしいソフトウェアでした。多くの効率の良いショットを作成できます。レンダリングでは、1つの絵をペイントするのに時間がかかるため、パイプラインでFlashが本当に重要でした」
    レミ・シャイエ監督「Flashアニメーションに適合させた日本の技術に影響を受けています。アニメーターが線画でアニメーションを描き、アニメーションデザイナーが彩色します。絵が再利用できる場合はアニメーターがシンボルに変換した。これはFlashソフトウェアの特異性の1つ。たとえば顔をシンボルにすればそれを共有できるので、多くの時間とリソースを節約できた」
    レイアウトはFlashでグレースケールで作画。これを元にPhotoshopで背景画を制作し、After Effectsでコンポジット。つまり背景以外はすべてFlash作画ってこと。ストーリーボードから最終的なアニメーションまで。とは言っても、船や電車、馬車、そり、ボートなどは3Dだった。
    レミ・シャイエ監督の次回作『カラミティ』も『ロング・ウェイ・ノース』と同じスタイル、スタッフ、パイプラインを使用してるそうです。てことは引き続きFlashですね。

    スタッフインタビュー

    Storyboard

    メイキング

    制作の中心となったフランスのパリにあるサクレブル・プロダクション。40人ほどが1フロアで作業しました。絵コンテ、レイアウト、アニメーションの各責任者と打ち合わせると、すべてのスタッフに議論が伝わる。アニメーターが作画する時点では、何をすべきかわかってるんだって。無駄話もしにくいや。

    他にパリのメイビー・ムービーズ・スタジオ、デンマークのノエルラム・スタジオも加わりました。通常はアジア、カナダ、フィリピンに外注するけど、国外はデンマークだけ。週1でSkypeして、FLAファイルをやりとりしたって。
    15ヶ月の制作期間のうち、アニメーションに8ヶ月費やしたそうです。製作費は640万ユーロ。ヨーロッパ平均をわずかに上回るが、予算的にお金と労力の配分が重要。アニメーションの照明を一部のショットに限定しなければならなかった。背景画に2日間かければ良い背景になるが、2時間なら結果が期待どおりでなくても受け入れる必要がある。アニメーターがキャラの肩を不必要に動かす度に予算を超えてしまうので、アクションシーンより感情的なシーンに多くの時間を与えた。そのため、アクションは1日1.8秒でできる範囲で我慢。アニメーターに時間を費やして欲しかったのは感情的な芝居だから。

    タイムラインは上派も下派も。使用してるFlashのバージョンはCS5.5またはCS6ですね!さすがにCS3はいないか・・・
    キャラは反転が効くようにすべてシンメトリーにデザインされてます。その上で髪のパーツを加えて対称を壊すようにしてますね。主線なしはFlash的にはパーツ分けしやすいよね。

    日本語吹替版

    8月30日に日本語吹替版完成披露試写に行ってきましたよ。今夜はメディアやアニメ関係者でほぼ満席!上映前に、配給会社リスキットの金子氏、監督のビデオメッセージ、主人公サーシャ役の上原さんの挨拶があった。終映後は大拍手。Flashは死なない。こうして映画として後世に残って行くのです。そしてこれはアニメーションの要素が絵のディティール増しや視覚効果、CGIの方にいってしまった日本のアニメ業界とは違い、純粋に描いた絵が動くことでお話を伝える本来のアニメーションですよ。なぜ日本でこーゆー作品が作れない?Flashで作ってみれって!って思ったさ。

    日本版Blu-Ray

    ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん2020年12月2日、三鷹の森ジブリ美術館ライブラリー提供作品として、日本版Blu-Ray/DVD発売。日本語吹替えは収録されますが、映像特典の収録が気になりますね。輸入盤だとパイロット(2分)、メイキング(39分)、レミ・シャイエのインタビュー(30分)、静止画ギャラリー(7分)、アニマティック(4分)が収録されてるんですけど、残念ながら日本版は予告編のみでした。

    関連サイト


    投稿者 A.e.Suck : 01:30 AM

    April 25, 2019

    『カルメン・サンディエゴ』

    Netflixで2019年から配信中のFLASHアニメ『カルメン・サンディエゴ』、制作はカナダのワイルドブレイン・スタジオ(旧DHX)。オープニングを担当したLAのスタジオ、クロモスフィア(Chromosphere)がオープニングのブレイクダウンを公開してる。

    完成映像はこちら

    本編はNetflixで。

    『カルメン・サンディエゴ』

    『Carmen Sandiego』(カナダ)2019 -
    制作:DHX Media
    世界中をかけめぐる世紀の大怪盗、その女の名は カルメン・サンディエゴ。泥棒仲間達と共にバイルの悪だくみを食い止める!

    投稿者 A.e.Suck : 03:49 PM

    February 09, 2019

    Flash版『スター・ウォーズ』とTitmouse


    『スター・ウォーズ』ファンの若い層を開拓しようと、キッズ向けに『Star Wars: Galaxy of Adventure』ってショートWEBアニメが配信されてます。これまでのトリロジーの名シーンを1分前後のFlashアニメにしたものです。キッズ向けと言っても、大人も満足するクオリティですよ!

    1シーズン14話がStar Wars Kidsで公開中です。

    メイキング

    Adobe Animateはキャラクターとエフェクトのアニメーションに用いられた。Animateは、多くの障害と制作の官僚的形式主義を取り除き、アーティストがすぐに作成に取り掛かることを可能にした。

    ストーリーボード

    最初のストーリーボードパネルから始めて、ショットをどのように合成、設計、アニメーション化するかを計画する。バリー・J・ケリー監督は、各要素がどのようにそれぞれの部門に行き、再び集まるかを考えた。

    アニメーション

    アニマティックから各ショットに分割し、テンプレートに入れる。各ショットのFLAは、ストーリーボード、レイアウト、キャラ、背景、サウンドのパッケージ。輪郭線はキャラクターのシルエットの細部以外なし。アニメーターは、FLAのサウンド、背景、キャラクターデザインを使用してラフショットを制作します。 その後、原画と中割りを行い、イフェクトを追加し、クリーンアップして、1〜2日で彩色。週に約8〜10秒という急ピッチで作業した。
    アニメーションが完成したら、イフェクトアニメーターが火花、レーザー、水、火などを追加する。ライブラリには、再利用するすべてのエフェクトのシンボルが含まれる。イフェクトは通常、マットな形状と色で作画します。

    撮影

    After Effectsでコンポジット。イフェクト部分は色のシフト、グロー、ブラーなどの処理をして仕上げる。
    バリー監督「私がアーティストに最初にする質問は「Adobe Animateを知っていますか?」です。「はい」と言えば、「チームへようこそ」と言います」


    Titmouse

    titmouse制作はアメリカの大手FlashアニメスタジオのTitmouse。ここで制作するアニメーションはAnimate/FlashによるFlashアニメーションがメインで、LA、NY、バンクーバーのスタジオで400人が働いてます。Titmouseでは、ToonBoom Harmonyで制作する作品もあります。
    Chris Prynoskiさんが奥さんと創業した2000年はTシャツを売る会社だったそうです。大人向け、ティーンズ向けアニメを手がけて成長しました。
    Miss Atomic Bomb(2012)The Killers

    短編

    Underworld Endless War(2011)Lakeshore

    We Strike Hard & Fade Into the Night(2015)Nickelodeon

    TVシリーズ

    Venture Bros(2011)Adult Swim(2017)Blizzard Entertainment

    Motorcity(2012)Disney XD

    『スター・トレック:ローワー・デッキ』Star Trek: Lower Decks(2020)CBS
    制作:Titmouse
    『まんが宇宙大作戦』(1973)以来のスタトレアニメシリーズ。時系列は『ネメシス/S.T.X』(2003)の翌年2380年。日本ではAmazonプライムビデオで視聴できます。

    Netflixで配信中の『ビッグマウス』もTitmouse制作です。こちらはAnimate でなく、Toon Boom Harmonyのようです。
    『Big Mouth』(アメリカ)2017 -
    制作:Titmouse
    実生活でも親友同士のニック・クロールとアンドリュー・ゴールドバーグが思春期ならではの苦悩を鋭く描いた各30分、全10話の大人向けコメディアニメ

    Alber Elbaz puts on a show for Lancôme!(2013)
    制作:Titmouse
    ランコムのCM。アニメーションはFlash、背景Photoshop、撮影AE

    『Indivisible』オープニング(2019)
    制作:Trigger+Titmouse
    ゲームのオープニング。日本のアニメスタジオ、トリガーとの合作

    劇場アニメーション

    『Nerdland』(2016)

    投稿者 A.e.Suck : 02:47 AM

    December 12, 2018

    Animate(Flash)コミュニティフォーラム

    Animate CCコミュニティフォーラム
    AnimateやFlashProを使ってて問題に遭遇して質問したーいって時は、アドビのコミュニティフォーラムへ行ってみよう。コミュニティは英語フォーラムと日本語フォーラムがあるよ。
    まずはアドビのサイトへ。ログイン画面がでてきたら、Adobe ID(メールアドレス)とパスワードを入力してログイン!

    英語フォーラム

    トップページアカウントメニューとトップメニューに「コミュニティフォーラム」があるよ。まあ、普通はココから入るよね。でもこの先は英語。



    Forumsさすが世界のアドビです。英語に抵抗のない人はここで「Animate」を選びましょう。英語は苦手じゃないけど、どちらかと言えば日本語がいい!ってことなら日本語のフォーラムに行くのです。でもここからは行けないのでトップページに戻るのです。


    日本語フォーラム(ルート1)

    トップページアカウントメニューかトップメニューから「お問い合わせ」を選んでね。



    問い合わせ「Animate CC」を選びます。



    問題の種類下の方にコミュニティフォーラムが見えてるけどまだ選べません。まず、問題の種類を選びます。例えば「問題の解決」とか。



    問い合わせの種類「コミュニティフォーラム」のリンクをクリックします。24時間年中無休ですw。投稿は承認制なのですぐにフォーラムに反映されるわけじゃないけどね。



    コミュニティフォーラムAnimate コミュニティフォーラム」のリンクをクリックします。



    Animate CC フォーラム概要Adobe Animate CC ジャパンフォーラムへようこそ。ここからは日本語でOKですよ。なんで日本語フォーラムはこんなに遠いんだ!しかしここは日本語フォーラムの入り口にすぎない。「コンテンツ」をクリックして中に入るのよ。



    Animate CC フォーラムハイ、ここがフォーラムになりますよ。ブックマークしとくのを忘れないで。


    日本語フォーラム(ルート2)

    トップページアカウントメニューの「ラーニングとサポート」かトップメニューの「ヘルプ」を選んでね。こっちの方が手数は少ないよ。



    ヘルプセンターヘルプセンターの「Creative Cloud」タブを選びます。Animate、ないよ?「すべて(A-Z)」で表示しないと出てこないAnimate CC。悲しいことにその他扱いです。



    ラーニングとサポート下の方、コミュニティにある「Animate コミュニティフォーラム」をクリック。



    Animate CC フォーラムAdobe Animate CC フォーラムへようこそ。ここは日本語でOKですよ。「コンテンツ」をクリックして中に入ろう。



    Animate CC フォーラムハイ、ここがフォーラムになりますよ。ブックマークしておきましょう。


    投稿者 A.e.Suck : 09:26 PM

    October 26, 2018

    Netflixで配信中のFLASH製TVアニメ

    今時は、FLASHで作ったTVアニメってどれくらいあるんでしょうね。日本のNETFLIXで視聴可能なFLASH(Animate)製TVアニメをピックアップしてみました。作品によっては今後配信が終了する可能性もあります。NアイコンはNETFLIXの作品紹介ページにリンクしています。

    『マサーミール〜ダナとおかしな3人組〜』

    『Masameer: The Movie』(サウジアラビア)2020
    制作:Myrkott Animation Studio
    人工知能を使った発明で世界をより良くしようと情熱を燃やす少女。そんな時、悪と戦うスーパーヒーローを目指す男たちに出会う。人気アニメシリーズの映画版だけど、元のシリーズは知らない。制作はリアドにあるMyrkott Animation Studio。

    『ライム・タイム・タウン』

    『Rhyme Time Town』(アメリカ)2020 -
    制作:DreamWorks Animation
    ハンプティ・ダンプティからちっちゃいクモさんまで、歌のキャラたちが楽しく暮らす町でデイジーとコールが音楽の力で活躍する

    『ミッドナイト・ゴスペル』

    『The Midnight Gospel』(アメリカ)2020 -
    制作:Titmouse, Inc.
    宇宙ポッドキャスターのクランシーは、仮想世界シミュレーターが作り出す奇想天外な星々を飛び回り、生と死、そして人生の謎を解き明かす

    『グリッチ・テックス』

    『Glitch Techs』(アメリカ)2020 -
    制作:Nickelodeon Animation Studio
    ゲーム店で働く仲良しコンビの正体は、ゲームの世界から飛び出したモンスターと戦うエージェント

    『異世界かるてっと2』

    (日本)2020 -
    制作:スタジオぷYUKAI
    異世界を舞台に人気5作品の登場人物がぷちキャラ化し、一堂に会するクロスオーバーシリーズの2期

    『アーチボルドの大冒険』

    『Archibald's Next Big Thing』(アメリカ)2019 -
    制作:DreamWorks Animation
    ニワトリのアーチボルドのめちゃくちゃでシュールなアドベンチャーコメディ

    『ラストキッズ・オン・アース』

    『The Last Kids on Earth』(アメリカ)2019 -
    制作:Atomic Cartoons
    ゾンビとモンスターから町を救うため、里親家族に見捨てられた13才の少年とその友人たちが活躍

    『異世界かるてっと』

    (日本)2019
    制作:スタジオぷYUKAI
    異世界を舞台に大人気4作品の登場人物がぷちキャラ化し、一堂に会するクロスオーバーシリーズ

    『トゥカ&バーティー』

    『Tuca & Bertie』(アメリカ)2019
    制作:トルナンテ・カンパニー
    自由奔放なオオハシのトゥカと自分に自信が持てないウタツグミのバーティーは大親友の鳥類女子。2人のハイテンション・ドタバタ鳥コメディ。

    『カルメン・サンディエゴ』

    『Carmen Sandiego』(カナダ)2019 -
    制作:DHX Media
    世界中をかけめぐる世紀の大怪盗、その女の名は カルメン・サンディエゴ。泥棒仲間達と共にバイルの悪だくみを食い止める!2020年のアニー賞で最優秀キャラクターデザイン(TV)賞と最優秀ストーリーボード(TV)賞受賞

    『ざんねんないきもの事典』

    (日本)2018 -
    制作:ファンワークス
    本来ならば生存確率をあげるために起こる生物の進化により、役に立たない生態をもつようになったいきものたち

    『ガイコツ書店員 本田さん』

    (日本)2018 -
    制作:DLE
    ガイコツ姿の書店員本田さんが、書店のコミック売り場で個性的な同僚たちと業務に挑む

    『ぼくらのスーパーヒーロー・パンツマン』

    『The Epic Tales of Captain Underpants』(アメリカ)2018 -
    制作:Titmouse, Inc.
    大親友ジョージとハロルドの手にかかれば、こわーい校長先生だってパンツ姿のヒーローに大変身

    『ロスト・ティーンエイジャー』

    『The Hollow』(カナダ)2018 -
    制作:Slap Happy Cartoons
    異なる空間を結ぶポータル、複雑にからみあう謎、恐ろしい怪物たち。世にも不思議な場所に迷いこんだ3人は、力を合わせて元の世界を目指す

    『アグレッシブ烈子』

    『Aggretsuko』(日本)2018 -
    制作:ファンワークス
    一流商社でOLとして働くレッサーパンダの烈子が仕事のストレスを思い切り発散するサンリオキャラクター

    『ファイナル・スペース』

    『Final Space』(アメリカ)2018 -
    制作:ShadowMachine
    宇宙船で服役中の青年と、星を破壊できるパワーを秘めたキュートなエイリアンの宇宙を救うための大冒険

    『ラマラマ』

    『Llama Llama』(アメリカ)2018 -
    制作:Genius Brands
    絵本の世界から飛び出したラマ・ラマが、大好きな家族や友だちとくりひろげる心温まる冒険

    『Devilman Crybaby』

    『Devilman Crybaby』(日本)2018
    制作:サイエンスSARU
    永井豪の名作『デビルマン』を湯浅政明が完全アニメ化

    『マジック・スクール・バス:リターンズ』

    『The Magic School Bus Rides Again』(カナダ)2017 -
    制作:Scholastic Entertainment
    フリズル先生と一緒に魔法のスクールバスで科学の世界を冒険するアニメの続編

    『レジェンド・クエスト』

    『Legend Quest』(メキシコ)2017 -
    制作:Ánima Estudios
    幽霊と話ができる少年リオが仲間と共に、村を襲った敵と戦う冒険ファンタジー

    『わたしたち、ララループシー』

    『We're Lalaloopsy』(アメリカ)2017
    制作:Splash Entertainment
    かわいいララループシーの仲間とペットたち。女児向け人形『ララループシー』のアニメ化

    『ワールド・オブ・ウィンクス』

    『World of Winx』(イタリア)2016 - 2017
    制作:Rainbow S.r.l
    才能ある子供たちの夢を実現させるため、ウィンクスの仲間が身元を隠して世界を旅する。『Winx Club』のスピンオフ

    『クリパリ:カエルの戦士』

    『Kulipari: An Army of Frogs』(アメリカ)2016 -
    制作:Splash Entertainment
    サソリ族とクモ族からカエル国を守るため、勇敢なカエルたちが戦いを繰り広げる壮大な物語のTV版

    『ぼくらベアベアーズ』

    『We Bare Bears』(アメリカ)2015 -
    制作:Cartoon Network Studios/Rough Draft Korea/Saerom Animation
    3匹のクマが人間社会に溶け込もうと頑張る!ウェブコミックのアニメ化

    『H2O:マーメイド・アドベンチャー』

    『H2O: Mermaid Adventures』(オーストラリア)2015
    制作:Les Cartooneurs Associés/Fantasia Animation/ZDF Enterprises
    人魚になれる3人の女子高生の海中アドベンチャー

    『ボージャック・ホースマン』

    『Bojack Horseman』(アメリカ)2014 -
    制作:The Tornante Company
    半馬人ボージャックの願いはテレビのコメディ・スターとして返り咲くこと

    『ティーン・タイタンズGO!』

    『Teen Titans Go!』(アメリカ)2013 -
    制作:Copernicus Studios/Bardel Entertainment
    タイタンズ・タワーに住む5人のスーパーヒーローチームが、悪の魔の手から街を守るDCヒーローアニメ

    『マイリトルポニー〜トモダチは魔法〜』

    『My Little Pony: Friendship Is Magic』(カナダ)2010-
    制作:Allspark Animation
    平和で美しいエクエストリアへ向けて、トワイライトスパークルが大切な仲間と冒険を繰り広げる。原作はハズブロのおもちゃ

    『うちの3姉妹』

    『Our three sisters』(日本)2008 - 2010
    制作:東映アニメーション/STUDIO ANIMAL
    松本ぷりっつのエッセイ漫画のアニメ化

    『ワクフ』

    『Wakfu』(フランス)2010 - 2017
    制作:Ankama
    少年ユーゴが不思議な力に目覚めたことをきっかけに本当の家族を探す旅。ワクフの謎を巡る壮大な物語はオンラインゲームのアニメ化

    投稿者 A.e.Suck : 02:08 PM

    October 06, 2018

    ジェレミー・ペリンのFlashアニメ

    先日、フランス人アニメーターの方とお会いしたんですが、母国ではFlashを使ってたそうです。そういえば劇場作品『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』もFlashだったし。TVPaint の国でも Flash派はまだまだ健在なんだぜ!
    Jérémie Périn
    フランスで活躍するアニメーション監督のジェレミー・ペリン。彼も Flashアニメーターなのです。しかも彼の作品の多くはアダルト向けの過激な内容。フランスの TVアニメ制作を経てPVを手がけるようになり、映画『ゲンスブールと女たち』(2010)のオープニングや PV『Truckers Delight』で知られることになりました。そして、世界中のFlasherのド肝を抜いたのが DyE の MV『Fantasy』ですよ。

    Fantasy (2011)


    ね、見たことあるでしょ?この作品はミュージックアニメビデオベスト10に選ばれてます。ジェレミー・ペリンはフランスのSF・ホラー漫画雑誌『メタル・ユルラン』やメビウス、デビッド・クローネンバーグ、ジョン・カーペンター、ルチオ・フルチ、そして大友克洋や押井守の影響を受けてるそうです。アニマティックがこちら。

    Mystery Boy (2012)

    2012年、mondomedia の短編アニメーション「Merci Satan」の第3話。

    LASTMAN (2016)

    『ラストマン』はバンド・デシネの TVアニメ化です。フランスの TV局で放送済みです。これは2年前の Kickstarter用日本向けプロモです。

    『ラストマン』のメイキングでスタジオが紹介されてました。
    作画中ジェレミー・ペリンが作画中。ツールパネルから判断して、Flash CS4〜6 のどれか。筆圧ブラシで描いてます。
    作画中彼のスタジオ。こちらは作画部隊。12〜13人くらいかな。あ、手前の女性は CC ですね。
    作画中ほら。UI がダークでタイムラインが下。そんなにキャリアは長くないと見た。
    作画中こちらは美術セクション、Photoshop で背景描いてます。

    Crisis Jung (2018)

    ジェレミー・ペリンがパリのアニメーションスタジオ、BobbypillsStudioで制作中の新作がこちら。SVOD 向け Flashアニメ『Crisis Jung』のトレーラーです。10分x6話で配信予定とのこと。

    こちらが AE 撮影前の Flash でしょ。鉛筆ツールの線ですよ!

    投稿者 A.e.Suck : 06:36 PM

    January 07, 2018

    DEVILMAN crybaby

    DEVILMAN crybaby-titlecard

    サイエンスSARU初のTVシリーズ『DEVILMAN crybaby』の配信がNetflixで始まったので全話見た。Netflixに加入してない人でもお試しで1ヶ月無料なので、無料期間中に全10話見ちゃう手もあるよ。「crybaby」って泣き虫なんだけど、お話はちゃんと原作に沿ってる。アレンジはされてるけど、ショッキングなシーンも取り入れられてて、Netflixだからできる映像表現が多くて楽しい。

    エンディングによると、1話と2話はオールFlash作画ですかね。原画までは動画用紙に鉛筆描きで。3話以降は動検や動画がクレジットされてるので、通常工程も入ってますね。動画はデジタル作画なんでしょうけど。

    キャラとゆーか、プロポーションが好きではないんだけど、まあ今風だからかな。ちょっと抵抗あったけど、湯浅さんらしい演出の面白さで見れちゃった。ただ、牧村家の食卓など、人物が書き割りみたいでほとんど芝居のないシーンは気持ち悪かったりしたけど。9話がいちばんよかった。なんと1人原画だった。あ、9話はエンディング後にFlash作画と思われるスペシャルエンディングがあるので見逃さないようにね。

    投稿者 A.e.Suck : 10:01 PM

    September 27, 2017

    JLFF

    “Celebration of Life" for Flash

    Flash Playerが2020年いっぱいで終了とのアドビの発表を受けて、2017年9月24日(現地時間)に元Macromedia社長Rob Burgess宅で“Celebration of Life" for Flashという同窓会イベントが開催されました。「Flashとお別れの会」です。集まったのは米Macromedia元経営陣。Flashの生みの親ジョナサン・ゲイも参加しました。Flash関連が収められた棺が用意され、広大な庭には巨大な「f」マークが建設され、イベントの最後に盛大に燃やされました。そこで上映されたのがこのビデオ「Japan Loves Flash Forever」です。我々のお気に入りのツールを作ったMacromediaの人々に日本から捧げられたビデオです!

    Production Notes

    同年8月12日、「Flashとお別れの会」に招集がかかった元Macromedia社取締役の田中章雄氏より「Flashはアメリカ以上に日本のクリエーターコミュニティが熱かったので、昔からFlashでアニメ映像作っている日本のFlashユーザーのクリップをつなげたショートビデオ上映できないか」と相談がありました。こういうときに頼りになるのがルンパロさんです。相談したところ、中心になってすすめていただけることになりました。頼もしいです。イベントを10日後に控えた9月15日、シェラトン都ホテルに来日中だった田中さんをルンパロさんと共に訪ねました。この時点でまだ何も素材はありません。

    ルンパロさんは古のFlashレジェンドたちにtwitterメッセージで主旨を伝え、有志8人から素材提供を受けます。さすがルンパロさん。ルンパロさんと合わせて9人の素材を1本につなげてくれたのがサブリンです。サブリンは編集だけでなくオープニングとクロージング、BGM作曲まで恐ろしいほどのボリュームを短時間でこなしてくれました。そして9月21日、ビデオは完成しました。その日の深夜は、初台のデニーズでルンパロさんとサブリンとで打ち上げ。25日(日本時間)に無事上映され、その後YouTubeとVimeoで一般公開されました。

    見てのとおり日本を代表するすごいビデオになったと思います。Flashでここまでやれるという、日本の熱いパワーがみなぎってます。ルンパロさん、サブリン、素材を提供していただいた有志諸君に感謝です。第2弾が見たいですね!

    Credit

    "JLFF: Japan Loves Flash Forever" RUMPARO-TITA, YAMA-KO, NIPPORI, RYOSUKE AOIKE, AKIRA YOSHIDA, AKATSUKI CHOTA, IYASAKADO, MORINO ARUJI, A.E.SUCK Edit & Music by JIN SABURI Produced by RUMPARO-TITA

    投稿者 A.e.Suck : 12:58 PM

    June 14, 2017

    Flashアニメ『夜明け告げるルーのうた』

    サイエンスSARU制作の劇場用長編Flashアニメ『夜明け告げるルーのうた』はFLASHの鉛筆ツール作画の長編アニメとしてはおそらく世界初。TOHOシネマズ系は終了してたので、池袋HUMAXで観て来た。Flashアニメとしては極上の仕上がり。手間がかかってる。すげえ背動もあったよ。

    FLASHだからできた映画

    原画までは紙なので従来工程。それをスキャンしたのを読み込んで、動画以降がFLASH。それって15年前の地上波初のFlashTVアニメ『宇宙大作戦チョコベーダー』と同じフロー。原画マンが豪華だったので芝居は安心、Flashアニメーターはいい勉強になったでしょうな。クレジットによるとFlashアニメーターは2人のチーフ含めて11人、外注?のMarvin Animationが5人、他にFLASHペイントが1人。劇場プログラムによると、全編Flashでの制作は社内でも初の試みで不安があったらしい。でもFLASH中心のワークフローによってチェック作業や修正がスムーズに行なり、通常工程よりも時間短縮になったんだって。ルーの髪や水の表現などにシェイプトゥイーンが大活躍。FLASH作画は背景以外ぜんぶ、かな。液タブ(Cintiq)でなく板タブ(intuos)で作画してるね。そう、板タブがいいのよ。撮影はもちろんAE。

    監督の湯浅さんはFlashの線が好みとのこと。観始めは主線ほっそ!って思ったけど、すぐ慣れてきた。湯浅監督曰く「シンプルな動きであれば誰でもFlashで作れると思いますが、日本のアニメは細かい日常芝居などをやりますから、そのあたりは勘と経験が必要になります。この扱いに長けたFlashアニメーターが2人いて、本作は彼らがチーフになって若い人たちを育てながら作っていきました」そのFlashチーフは2人のスペイン人Flashアニメーターが担当。彼らのインタビューが公開されてる。

    感想

    湯浅さん初のオリジナル。『ポニョ』と比較されるけど、湯浅版『パンダコパンダ』だよね。映画としても面白かった。アンチ人魚の人たちを描いてるのがいい。メインの3人よりは周りの大人達が面白い。ルーのキャラデザだけは好きになれんかった。

    アヌシーで長編映画部門グランプリ

    『夜明け告げるルーのうた』はアヌシー国際アニメーション映画祭の長編部門と、上海国際映画祭の長編部門にノミネートされた。アヌシーの方は、長編部門の最高賞にあたる「クリスタル賞」を『この世界の片隅に』を抑えての受賞。日本作品が受賞するのは『平成狸合戦ぽんぽこ』以来22年ぶり、Flashアニメの受賞はもちろん史上初

    文化庁メディア芸術祭アニメーション部門大賞

    第21回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門で『この世界の片隅で』と共に大賞に選ばれた。W受賞は2001年の『千年女優』と『千と千尋の神隠し』以来。

    投稿者 A.e.Suck : 01:53 PM

    May 22, 2017

    人気YouTubeアニメのメイキング

    この種のYouTube向けアニメの中では人気の高いシリーズ『Toon Sandwich』のメイキングです。もちろんFLASHで作られたFlashアニメです。プリプロ→FLASH→ポスプロと、Flashアニメの制作工程を紹介してくれてます。FLASHは3:38あたりから。カットアウトを中心に、FLASHのアニメーションテクニックが駆使されてます。この手のパロディFlashアニメの中ではハイクオリティなシリーズです。

    制作はオーストラリアのブリスベンにあるArtSpear Entertainment。スタッフはJoe BauerさんとRita Artmannさんの2人。本来、実写映画の監督と女優ですが、2015年に『Toon Sandwich』の配信を始めて大ヒットして以来、Flashアニメを作ってます。

    工程全体まずは全体の大まかな流れです。6つの工程があります。プリプロが脚本→録音→アタリ音声、ビデオ制作がFLASH、ポスプロは音楽→ミックスオーディオになってます。


    プリプロ

    プリプロ最初はテキストのシナリオで絵コンテはないみたい。録音スタジオは自宅のクローゼットの中!


    FLASH

    FLASHFLASHの作業です。背景、作画、シンボル制作、そしてアニメーション。FLASHのバージョンは「ステージの中央を表示」があることから、Animate CC 2015ですね。
    アニメーション技法典型的なFLASHのアニメーション技法が駆使されてます。トゥイーンはクラシックトゥイーンでなくモーショントゥイーンですね。6:35でびっくり。なんとキャメラのモーショントゥイーンが!この機能、CC 2017からなのに。どうやってるんだろう?


    ポスプロ

    AEAfter Effectsで撮影です。FLASHからのインポートはPNGシーケンスかSWFか、わかんないね。
    作曲BGMはGarageBandで作ってるんだって!
    GBサウンド素材(セリフ、効果音、BGM)をPro Toolsでまとめてます。


    完成映像

    投稿者 A.e.Suck : 03:27 PM

    January 04, 2017

    Flashアニメ『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』

    Ernest et Celestine-titlecard

    huluで『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』見た(現在はNetflixでも視聴可能)。ガブリエル・バンサンの絵本シリーズから『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』を映像化した、2012年のフランス製劇場アニメーション。日本公開は2015年08月22日から吹替版で上映。第86回アカデミー賞長編アニメーション映画賞ノミネート、2013年アニー賞アニメーション映画賞ノミネート。制作はフランスのレ・ザルマトゥール。地上にクマの街、地下にネズミの都市(これ凄い!)で、お互いに怖がってる中、アーネストとセレスティーヌが仲良しになるってゆーね、ドタバタも多めで楽しかった。セレスティーヌがディズニー的とゆーか『ズートピア』のジュディに似てる。意外と街ぐるみのアクションもあって楽しい。アカデミー賞は『アナ雪』に負けたけど、こっちの方が全然よくできてると思う。ラストにバンサンの絵になって、バンサンに捧ぐと。

    メイキング


    アナログ感100パーのバンサンの絵を動かすのは、アニメーターにバンサン級の画力が求められるので難しいだろうと思ったし、生前のバンサン自身も映像化を望んでなかった。でもね、デジタルでいい具合にアニメ版にアレンジしてて、Flashアニメとは思えないルックに仕上がってる。そう、フレンチアニメだしアナログなタッチだし、てっきりTVPaintで作画したと思ったら、プロダクションが使用したのはFlashのブラシツールとのこと。もちろんカットアウトではなく、フレーム・バイ・フレームでアニメートしてる。

    もちろん、Flashだけで完成ってわけでなく、水彩タッチをに見せるためのイフェクト処理をするソフトを開発したらしい。なにそれ!DVD/BDに収録された映像特典のメイキングに詳しいらし。でもアマゾンで927円とお買い得な国内版DVDは特典が予告編のみ、BDは未発売なのだ!BD発売の折にはメイキングも収録してね。

    テスト映像

    ラフだけどFlash作画されたアニメーションテスト映像らしい。

    最終映像

    ジョアンナ・ルーリーさんが担当したアニメーション。赤い塗り分け線が残してありますね。

    続編シリーズ

    2017年には続編が短編シリーズ『Ernest et Célestine, La Collection』として製作、フランスで劇場公開される。1話13分で26話。こちらは3D+2Dとなってる。


    投稿者 A.e.Suck : 05:15 PM

    September 16, 2016

    なかなか緻密なFlashアニメ

    The Hidden Life of the Burrowing Owl



    フクロウがフクロウの仇を討つアメリカの2008年の短編アニメーション。背景に凝った写真を利用したFlashアニメーション。フクロウは200以上のシンボルでできてます。監督・脚本はカリフォルニア在住のMike Roush氏。コミコン・インディ映画祭2009最優秀アニメーション、ルイビル国際映画祭2011最優秀アニメーション。

    cthupid



    落ち着きのあるSDレシオ、1カットFIXのコメディ、面白い。特に女性の芝居がいいんだ。先日紹介した『Long Way North』にも参加しているロンドンのフリーアニメーター、giovanni braggioさん作のFlashアニメーション。背景はPhotoshop、撮影はAE。制作に4ヶ月かけたんだって。

    投稿者 A.e.Suck : 03:03 PM

    August 10, 2016

    リオ五輪キャラのFlashアニメ


    パナソニックが提供するリオオリンピックのマスコットアニメーション。公式マスコットのヴィニシウスがオリンピックの競技を使ってオリンピックスタジアムを目指す内容。キャメラの動きが気持ちよい。制作はサンパウロのBirdo Studio。

    アニマティック



    下の方のキャラクターデザインを見ると強弱のある主線で描かれていますが、アニメーション内では均一な太さの線で先端の形状が丸いので鉛筆ツールで描かれてますよね。
    • 絵コンテや背景など
    • Birdo Studio

      こちらは開催都市がリオに決まってマスコットが活動開始する1分アニメ。

      また、ヴィニシウスがパラリンピックのマスコットのトムと共演する2分のTVアニメ8本が制作されCartoon Networkで放送されました。YouTubeで見ることができます。

    投稿者 A.e.Suck : 01:09 PM

    July 21, 2016

    地上波初のFlashアニメシリーズ

    クソアニメと呼ばれて10年~『秘密結社 鷹の爪』10年史アニメが動くで制作プロセス展示中の『秘密結社 鷹の爪』が10周年だそうで、おめでとう〜!10周年記念のひとつで、扶桑社から「クソアニメと呼ばれて10年~『秘密結社 鷹の爪』10年史」ってムックが発売されますね。すげえタイトルw、おもしろそー。でもアマゾンで書籍の紹介文読んでたら、ちょっと待った!って部分があったんです。

    2006年4月に深夜アニメとして誕生した『秘密結社 鷹の爪』。世界初のフラッシュアニメのテレビ番組として大きな話題を呼びつつ、(以下略)
    世界初のフラッシュアニメのテレビ番組だって?いやいやいやいや、そりゃちょっと違うって。たしかに日本のアニメ史上、Flashによる30分枠のTVアニメとしては「初」だし、画期的でしたよ。でもほんとに世界初?日本だけでもFlashによるTVアニメはその数年前からCS放送などで流れてたよね。誤った解釈はこのオレが正しておきましょう!

    地上波で最初のFlashアニメシリーズは、

    地上波に限ればフジテレビで放送された『宇宙大作戦チョコベーダー』が地上波初のFlashアニメです。放送開始は2002年。テレ朝の『ザ・フロッグマン・ショー』が2006年なので4年も早く放送されたTVアニメシリーズなのです。

    宇宙大作戦チョコベーダーTVアニメ『宇宙大作戦チョコベーダー』はトミー(当時)の同タイトルの食玩シリーズをFlashアニメ化したものです。2002年10月5日から毎週土曜、午後12時55分から5分枠で半年間放送されました。毎回異なるUFOと宇宙人が登場するモキュメンタリー・アニメです。予告編である0話は静止画やCGで制作され、1話〜26話まではFlashアニメーターによるFlash作画でした。地上波での放送後はネットで配信されました。第1話がYouTubeにありましたよ。

    宇宙大作戦チョコベーダー


    FLAは640×480(SD)で30fps。プレスコで作画時にリップシンクしてます。一部のメカや宇宙人は3ds Maxでモデリング&アニメーション化されPrasmaプラグインでFLAドキュメントのレイヤーにキーフレームアニメとして読み込まれています。当時としては超リッチな作品でした。

    その他のエピソード

    YouTubeで他に3話ありました。海外版だけど。
    宇宙大作戦チョコベーダー(2002) 宇宙大作戦チョコベーダー(2002) 宇宙大作戦チョコベーダー(2002)

    投稿者 A.e.Suck : 02:38 PM

    July 11, 2016

    Flashアニメ制作の展示を見てきた

    Skipシティ
    六本木ヒルズ展望台で「ジブリ博」が始まったけど、Flashタイムライン派には川口の映像ミュージアムの企画展『アニメがうごく~アニメーション創造の現場~』もあるんだぜ。アニメ制作スタジオ3社それぞれの最新アニメ制作プロセスが展示されてるわけだ。それは手描きアニメーション、CGアニメーション、そしてもうひとつがFlashアニメーションなの。最新アニメ3本柱のひとつがFlashってすごくない?すごいよね?

    映像ミュージアム

    映像ミュージアム映像ミュージアムは川口市のSkipシティ内、彩の国ビジュアルプラザにある。Skipシティは何度も来てるけど、映像ミュージアムに入場したことはなかった。初めて自販機で510円の入場券を買って入ったよ。映像ミュージアムってのは映画のしくみや作り方を、展示物や体験で知ることができる映画好きには涼しくて楽しくて心地よい場所。黒澤明による『トラ・トラ・トラ』の直筆絵コンテや、『スターシップ・トゥルーパーズ』の宇宙戦艦ヤマモトの撮影用ミニチュア(でかい!)が展示してあったりしてびっくり!写真撮影OKだぞ。

    2Fへ

    入り口ミュージアムを一周りしてうっかり退場しないように!オレも案内の人に「2階にも展示がございますよ」って注意された。映像ミュージアムの展示に満足して、本来の目的を忘れてた。そうだ、肝心の企画展は2階だった。階段で2階に上がると、通路の先に入り口がある。アニメがうごくって不思議な言い回しだな、絵が動くからアニメなのに。じゃ、さっそく入ってみるよ。

    アニメーション創造の現場

    まずはボンズの手描きアニメーション『コンクリート・レボルティオ』は膨大な設定や原画が展示されてるけど写真撮影不可ね。次はポリゴン・ピクチュアズの『亜人』、3DCGの制作プロセスですね。この先がいよいよFlashアニメ、DLEの展示だよ。ほぼ『鷹の爪』です。写真撮影OK。
    最初の鷹の爪

    Flashアニメとはいいことが書いてあるな〜。Animateに名前が変わったこともちゃんと書いてある。

    こんなに動くでは、豊富なバジェットの劇場用からリッチなシーンが流れてました。

    絵コンテそうそう、Flashではコンテも描けちゃうんだよね。Toon Boom StoryboardかFlashかってね。そのままアニマティクス(ビデオコンテ)になるのはTBSもだけど、さらに完成版にまでもっていけちゃうのがFlashの強み。Flashで描いたコンテの画面いろいろ抜粋して並べてありました。

    2ショット総統も相当冗談がお好きで…その総統ちゃうわ。壁にキャラが投影されてます。あと、メイキング「秘密結社 鷹の爪せいさくのひみつ」や「FROGMANインタビュー」のビデオも流れてます。

    シンボルライブラリ一覧、壮観です!

    『アニメがうごく~アニメーション創造の現場~』は2016年9月4日まで。

    投稿者 A.e.Suck : 05:27 PM

    May 29, 2016

    『Long Way North』を公開してよ

    Tout en haut du monde

    Flashアニメがグランプリ受賞

    Tout en haut du monde東京アニメアワード2016の長編アニメ部門グランプリ作品『Long Way North』って観た人いますか?この81分の映画は、フランスとデンマーク合作の劇場用長編Flashアニメーションです。Flashだと知ってたら観に行ったのにー。TAAFのサイトの作品情報には、3DCG, Live-Action Animated, Motion Graphics, motion comic, motion captureが技法に挙げられてて、3DCGアニメかと思ってたわ。筆頭にFlashって書くべきなのに。FlashはTVPaintやToonBoomのようなソフト名でもあるけど、2Dアニメ技術の1つでもあるんだぜ。日本のアニメ業界はなぜかFlashだってのを伏せたがる傾向にあるように感じる。アドビも『戦場でワルツを』(2008)のときと同じく話題にしてくれねーし。

    制作はフランスのSacrebleu Productions。デンマークのアニメーションスタジオNørlumも加わりました。『海のうた』や『ブレンダンとケルズの秘密』は共同制作なのでTVPaintでしたが、自社作品である今作はFlash作画+Cintiq/intuosです。タイミングは基本3コマ打ち。

    19世紀末、ロシア貴族の娘サーシャが、北極で行方不明になった科学者の祖父を探しに冒険する話です。製作費は6,400,000ユーロてことは『ズートピア』の1/22。2015年のアヌシー国際アニメーション映画祭観客賞を受賞、2016年には世界25地域のほか、アメリカでも公開が決まってます。ということは劇場用長編Flashアニメとしては『戦場でワルツを』に続いてアカデミー賞ノミネートもあるかもですよ。そんなことより、日本で一般公開してくれよ!!!

    公開決定

    2019年9月6日から東京都写真美術館ホールを皮切りに順次全国で上映されるとのことです。やったね!詳細はこちら

    パイロット

    完成版は3コマ作画(8枚/秒)だけど、パイロットは2コマ打ち(12枚/秒)で作画したそうです。

    アニマティック

    ラフアニメーション

    メイキング

    TAAFグランプリ授賞式

    参考リンク

    投稿者 A.e.Suck : 01:19 PM

    November 23, 2015

    絶品!Flashショートアニメ大会

    facebookのFlashタイムライン派グループで最近紹介したFlashアニメをまとめときますたー。5本あります。vimeoばっかしだけどね。うっとーしい広告がでてこないのがいいから。

    Lost Property

    「遺失物」をめぐるイギリスのショートアニメーション。セリフなしで語られるイイお話。2014年作品。

    監督・脚本はロンドン在住の女性アニメーターAsa Lucanderさん。背景はPhotoshop、Lucanderさんほか6人のアニメーターがFLASHでアニメーション作画。レイヤー別に書き出し、AEで仕上げたそうです。Lucanderさんはこの後、アードマン・アニメーションズの2Dディレクターに就任しています。

    Balls

    イギリスのMimi Leungさんのスピーディで心地よいアニメーション。制作はFLASH+AEだそうです。

    Fishing Train

    フランスの1分アニメ。2DパートはFLASHです。制作はSupamonks Studio

    A Valsa Do Pódio : 400m

    2012年のパラリンピックを題材にした26分の短編ドキュメンタリー「A Valsa do Podio」内のアニメーションシーン。

    Digital Cell AnimationブラジルのDaniel Brusonのチームによるアナログ水彩なアニメーション。デジタルのアニマティックをプリントし、タップ穴をあけた紙を下敷きにして水彩画を描いている。水彩画はスチルカメラで1枚ずつ撮影してデジタル化。3ヵ月かけて1400枚の絵を描き、3分のアニメーションを仕上げてます。ん?FLASHちゃうやん!思うでしょ、冒頭のスタートシーンはFLASHで作画されてるんです。
    右はメイキング映像で見られる、証拠のFLASH作画風景です。「Digital Cell Animation」というテロップですが、UIは間違いなくFLASHですね。

    KING

    最後は日本のMVです。実写フッテージにFlashアニメを絶妙に絡めてます。アニメパートの制作は、新世代Web系アニメーターのらっパルさんを中心としたチーム「蓮華」。ちなみに主役の女の子は小4の高巣来華ちゃん。この子すんごいです!

    投稿者 A.e.Suck : 12:28 PM

    October 09, 2015

    このショートアニメが凄い!

    イギリスのアニメーターでイラストレーター、Thomas KnowlerさんのFlashアニメ。様々なメカのループと人とのカラミが面白いPVです。

    彼のShowreelがこちら。結構Flashアニメが含まれてます。この人がアニメーションを作る場合、紙に描くかFLASHか、みたいです。

    上のShowreelにもちょっと出てくるけど、「Gorge」って短編がすごいんです。School of Visual Arts, NYC.の卒業制作で2010年の作品です。


    FLASH作画じゃないんです。0.3ミリのシャーペンで緻密に描いた絵をスキャンしてPhotoshop CS4で彩色したんだってさ。その後、イギリスに戻ってからは、FLASH作画が増えたんじゃないかな。緻密な作風にFLASHが合ってるからね。

    投稿者 A.e.Suck : 01:48 AM

    September 15, 2015

    実写映画のOPがFlashアニメ

    映画観てると、タイトルがFlashでつくれるかどうかつい考えちゃうでしょ。みんな大好きなソール・バスによるタイトルアニメーションは、今の時代ならFlash向きだもんね。そのへんの話は「Flash モーションタイポグラフィ」を見てもらうとして、ここでは実写映画のタイトルシークエンスにFlashが使われてる例(レアですけど)を紹介しますよ。

    スーパー!


    Super2010年の映画「スーパー!」ってありまして、製作費わずか200万ドルのR指定ヒーローコメディ映画なんです。「ディフェンドー 闇の仕事人」(2009)や「キック・アス」(2010)と並ぶ自警もので、日本では2011年に公開されました。監督はジェームズ・ガンで、彼の「スリザー」が面白かったので観に行ったわけです(ジェームズ・ガンは「スーパー!」の後、マーベルから1億7000万ドルの大作「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」を任されます。超イケてる映画です)。
    でね、この映画のオープニングタイトルがFashアニメなのです。劇場で観てるときは気付かなかったけど。その部分、YouTubeにありました。

    制作はゲームやeカードなどのWEBコンテンツをFlashで作ったりしてる米ミネアポリスのPUNYって会社です。

    Nick Bachman (animator: PUNY)
    アニマティックからFlashです。24fpsで、基本3コマ打ち、クイックなアクションは2コマ打ちです。3人のアニメーター(うち1人は日本人です)がペンタブでアニメーション作画。塗りと線を別レイヤーで書き出して、AEに読み込んだ後、線をブレさせ、塗りは紙の質感を出すためにノイズを加えたそうです。背景はクレヨンや色鉛筆の質感を出すためにPhotoshopのカスタムブラシで描いてAEでコンポジット。Flashのソリッドな線にどんなエフェクトを使ったらこんなアナログっぽい線になるのか誰か教えて〜!

    今はhuluでも観れちゃうけど、アマゾンでDVDが77%オフになってるので買ってみました。というのも特典に「オープニングアニメーションができるまで」が入ってるから。それによると、制作に使われたFlashはCS4っぽい。このメイキングビデオは下記サイトでも見れるけど、DVDなら字幕付きだよ。

    Art of the Title」で初期のスケッチ、アニマティック、キャラ表、制作プロセス、メイキングビデオを見ることができるよ。


    Made in YU


    そうそう、もう1本、Flashで作られた映画のタイトルシークエンスで有名なのがあってね。それが2005年のスウェーデン映画「Made in YU」です。日本未公開のアクション映画です。

    ノートパソコンで作られたFlashアニメーションを書き出してAEに読み込んで仕上げてます。Niklas Rissler氏がほぼ1人で作ってます。たぶんFlash 8で。

    日本映画でタイトルがFlashアニメってないのかな?ないことはないんだけど、、、うん、私も2005年に作らせてもらったことがあるんですよ。でも他には知りません。もっとFlash製タイトルあってもいいのにねー。だって、どーせAE使うんだったら、AEのコンポ上で解像度に依存しないFlashアニメは向いてると思うんだけどなー。

    投稿者 A.e.Suck : 01:46 AM

    June 25, 2015

    コングレス

    Flashによるカットアウト・トゥイーンスタイルの長編アニメ映画『戦場でワルツを』でアカデミー外国語映画賞にノミネートされたアリ・フォルマン監督の新作『コングレス未来学会議』が劇場公開中です。すでに3月のTAAFで観た方もいるでしょう。なんと、制作ツールをFlashからToonBoom Harmonyにスイッチしてました!これはFlashタイムライン派として見過ごせません。

    FlashからToonBoomに乗り換えた理由

    ToonBoomのサイトで誇らしげに紹介されてますw アリ監督と言うより、アニメ監督のヨニ・グッドマンの判断でしょう。長年Flashを使って来た彼が、、、大人の事情もからんでるのかな?記事によると、『戦場でワルツを』の後、より高いレベルのアニメーション作りを目指した。それはカットアウト手法を捨ててフレーム・バイ・フレーム主体にすることだったと。その場合、アニメーターによる作画は、ワコムのタブレットとの相性がいいToonBoom Harmonyがいいんだってさ。映画のエンドクレジットにアソシエート企業としてToonBoomのロゴが出てました。はい、観てきたんです。

    感想

    イスラエル・イギリス・ドイツ・ポーランド・ルクセンブルク・フランス・ベルギーの合作だけど撮影はアメリカ、言葉は英語。原作は「泰平ヨンの未来学会議〔改訳版〕」です。コングレスは地名でなく会議の意味。122分ある映画の前半49分はライブアクションです。この実写パートはなかなか面白いです。ロビン・ライトがとてもイイ。特にハーベイ・カイテルがロビンの表情を引き出すスキャンシーンは見せ場。20年後にアニメゾーンが舞台になります。このアニメパートはフライシャー兄弟とバクシの「クールワールド」をオマージュしつつ、今さんの「パプリカ」の影響もある。カメオクリント・イーストウッド、マイケル・ジャクソンが登場し、トム・クルーズは本人が声も担当してます。うまい芝居もあるけど、全体的にぐにゃぐにゃで気持ち悪い。主線がやけにギザギザしてたりね。60分弱のアニメパートは正直眠かった。作画枚数60,000枚ってもToonBoom Harmonyなのでフルデジタルでしょ、枚数って何?1秒12枚計算かな。まあ、紙でも作画枚数なんてアテにならなくて、1つの絵でもAセルBセルCセル…ってレイヤー的に分けて描くからな。

    メイキング

    テルアビブのアリさんの会社、Bridgit Folman Films gangが制作母体だけど、助成制度の関係で作画外注先は多国籍。原画はベルギーのWalking the Dog、ルクセンブルクのStudio352(紙)、ドイツのAlex Gellner(ここはTV Paint)とStudio Rakete。動画と彩色はポーランドのTigerbellsとフィリピンのSnippleが担当。制作工程は、最初にアメリカで実際の俳優でライブアクションの撮影。ロトスコープ用じゃないよ。そのフッテージはプレスコとアニマティック制作と作画参考のため。その後、各社で作画作業したんだって。


    投稿者 A.e.Suck : 02:41 PM

    June 16, 2015

    Flashアニメを作った14歳

    Trash Encounter


    14歳の子が作ったFlashアニメ「Trash Encounter」です。技術的には雑な印象もありますが、力作ですね。がんばって描いてるし、話がわかりやすいのもあって、最後まで見ちゃった。夢中で作った感じがします。

    バーバンク国際映画祭2014の学生部門受賞作です。ビデオ書き出しが確実なFlash 8で作ったそうです。作画はワコムのBamboo、編集はiMovieとのこと。作者のニック・マストランジェロ君は現在16歳。またFLASHでアニメ作ってるんでしょうか。

    AWNにメイキングインタビューがありますよ。

    Things don't Fit


    世界のFlashアニメシリーズ、学生括りでもう1本、妙にオモロかった6分30秒のFlashアニメ「Things don't Fit」を紹介します。ロンドンのティム・ディヴァルさんによるロイヤル・カレッジ・オブ・アートの卒業制作です。オタワのアニメーションフェスティバル2014で、最優秀大学卒業制作賞受賞作。基本的に筆圧ブラシ作画だけど、中割りには鉛筆ツールも混在させてますね。

    Montenegro


    ルイズ・ストックラーさんのロイヤルカレッジ・オブ・アートの卒業制作。これもFLASHですね。キャラがイイです。

    投稿者 A.e.Suck : 08:02 PM

    April 10, 2015

    『Pinched』は見とけ

    vimeoのstaff Pickで知った11分弱の短編Flashアニメーション『Pinched』は見といて損はない。絵(とゆーか線!)がカッコよくて、無音のまま最後まで見ちゃいました。大胆なアクションに細かい芝居も見応えあります。

    アニマティックとアニメーションはFlash CS(バージョン不明、CCではない)、背景はPhotoshop、撮影はAE、編集はFinal Cut Proの黄金フローです。
    監督はアメリカのアニメーター、デビッド・ヴァンダーヴォートさん。
    作品の公式サイトでキャラ表が見れます。
    デビッド・ヴァンダーヴォートさん自身のサイトによると、『コララインとボタンの魔女 3D』で知られるストップモーションアニメーション制作会社ライカで、ストーリーボードや2Dフェイシャルアニメの作画を担当してる方だそうです。デジタルツールにはFlashを使ってます。ほかにPhotoshop、AE、Final Cut Pro、そしてMayaもちょっと。彼が制作したこのCMもFlashなんでしょうね。

    彼はライカで『パラノーマン ブライス・ホローの謎』(2012)、『ボックストロール』(2014)、『KUBO/クボ 二本の弦の秘密』(2016)の制作を経て、現在はフリー。
    Animation reel


    投稿者 A.e.Suck : 06:10 PM

    December 08, 2014

    Pinterestの便利ボード

    Pinterestで映像、アニメーション、作画、キャラクターデザイン、設定などのボードを作るのが流行ってますね。他人の興味あるボードをフォローしてると、勝手に情報が入ってくるのがいいです。そん中で必要なのは自分のボードにリピンしちゃう。そうです、実はオレも作ってます。最近、Storyboardのボードを作ったので、この際ウィジェットをまとめて貼っておきます。ボードをフォローするなり、気に入ったのを自分のボードにリピンするなりして、使ってみると自分だけの資料集や教科書が出来上がっていきます。

    Storyboardのボード

    新設したStoryboard関係のボードです。
    Eisaku さんの Pinterest ボード「storyboard」をフォローしましょう。

    tutorialのボード

    作画の勉強になるチュートリアルを集めてます。
    Eisaku さんの Pinterest ボード「tutorial」をフォローしましょう。

    sketchのボード

    ラフやスケッチを集めてます。
    Eisaku さんの Pinterest ボード「sketch」をフォローしましょう。

    Materialのボード

    作画の参考になりそうな資料を集めてます。
    Eisaku さんの Pinterest ボード「Material」をフォローしましょう。

    FXのボード

    イフェクツの参考になりそうな資料を集めてます。
    Eisaku さんの Pinterest ボード「FX」をフォローしましょう。

    投稿者 A.e.Suck : 12:13 AM

    March 23, 2014

    Flashタイムライン派

    あれから10年。facebookにFlashタイムライン派グループができました。

    mixi のコミュ

    Flashの情報共有の場としてメーリングリストからSNSへ移行するした時代。mixiにFlashタイムライン派コミュができたのは2004年07月11日深夜です。Flash OOPやASのコミュに対抗して作ったのが始まりです。作った当時は1人ぼっちでしたが、10年たって1218人もの仲間が集りました。Flashの使用バージョン調査、トラブルキャプチャ、TIPS、あるあるネタ、衝撃的なニュース、自作紹介、イベント情報から求人まで広い範囲でトピックが立ちました。しかし現在は衰退しました。だってmixi行かないもんね。そこで、facebookです。

    facebook ファンページ

    facebookにFlashタイムライン派が登場したのは2010年10月14日です。当時はグループを作る機能がなく、コミュニティはファンページでした。Flashタイムラインのファンが集るという意味ではよかったんですが、2011年2月にファンページはfacebookページと名称が変わりました。取得したURLは、www.facebook.com/timeline.flaです。イイでしょ?さらに同年3月にはグループが作成できるようにもなったものの、facebookページから引っ越しできないため、敢えてfacebookページのままだったのです。それが現在のFlashタイムライン派facebookページです。よかったら「いいね」してやってください。

    google+ コミュ

    facebookページは1対多が基本な上、クエスチョンなどの機能が廃止され、使いにくいものになってしまいました。実はgoogle+がコミュニティサービスを始めた2012年12月、試しに作ってはみたんですが、どうもパッとしません。今もひっそりと影を潜めています。

    facebook グループ

    シンプルなアニメツールとしてFlashと向き合っていけるように、もっと気軽に意見交換できるといいんですが、クエスチョンが使えないfacebookページよりは、新たに公開グループを作った方がいいような気がしてきました。そこで、2014年3月にFlashタイムライン派グループを作りました。
    Flashタイムライン派facebookページ
    Adobe Flashのタイムライン好きの公開グループです。Flashのスキルや使用頻度、経験に関わらずFlashのタイムラインが好きな人、興味ある人の参加をお待ちしています。公開ですので、メンバーでなくても見ることはできますが、できればメンバーにJOINしてくださいね。メンバーは投稿や新メンバーの追加ができます。
    Flashタイムライン派グループはこちらです。参加よろしくね。

    投稿者 A.e.Suck : 02:54 PM

    August 15, 2012

    タツノコプロテン

    松屋に行って来た。牛めし食いに行ったわけじゃないよ。銀座のデパートの方。その8階でやってる、竜の子プロダクション創立50周年記念この招待券がなければ、入場料は1000円だった。22日からは会場が梅田の阪神百貨店に移るんだけど、そっちだと入場料500円!東京の半額!展示は「宇宙エース」以降のタツノコオリジナル作品。なので「いなかっぺ」「勝平」などはない。キャラ原案やキャラ表、ラフスケッチ、版権画など300点が展示されてた。

    ドラマの脚本家だったオレの師匠はタツノコでアニメーターの仕事を始めたのが「宇宙エース」だったそうだ。オレはと言うと、「ゴーディアン」「ガッチャマン2」の動画、「ダッシュ勝平」「イッパツマン」「ウラシマン」の原画をやった。でもタツノコで思い入れのあるのは70年代の「ガッチャマン」「キャシャーン」「ポリマー」「テッカマン」だな。でも、このあたりの資料はわずかしか残ってないようで、当時のものは少なかった。吉田竜夫の絵は貴重だったけど、久里一平の絵が圧倒的に多かった。あと、渡辺正美の似てない箱絵。井口忠一さん、河合静男さんによる極上イラスト。しかし、誰の絵か書いてないのが多くて残念。調べりゃわかると思うんだけどなあ。

    歴史、ヒーロー、タイムボカン、ギャグ&メルヘンなどテーマごとのエリアと「ガッチャマン」のFlashアニメ上映室で構成されてるんだが、出口にある物販会場が圧倒的に広い。しかも品数が凄い。ありとあらゆるタツノコグッズが売ってた。オレは図録だけ買ったけど、多くの人はたっくさん買い込んでたなあ。文具、アパレル、お菓子、DVD・・・でもなぜかこれはなかった。

    投稿者 A.e.Suck : 09:11 PM

    April 09, 2011

    キミとボク

    キミとボク「キミとボク」ってFLASHアニメ覚えてる?作者のしげっトことやまがらしげと氏が、自らの体験をベースに、主人公とネコ(銀王号)の出会いから別れを、ネコのモノローグで綴った作品なの。公開されたのは10年くらい前だけど、今でもやまがらサイトで見れますよ。で、このFlashアニメが映画化されたのです。しかも実写で!すごっ、Flash史上初ですよ!

    主人公の設定に若干変更が加えられてるけど、原作がそのまま映像化された仕上がりでした。原作には描かれないディティールや空気感は実写ならでは。もちろん、ネコはホンモノ。声はナタリー・ポートマンの坂本真綾。原作のやまがら氏は、劇中のチャプタータイトルやエンディング・アニメーションの制作だけでなく、撮影現場でも窪田監督と共にがっつり制作に関わったそうです。

    主人公の山本繁美を演じるのは、「パラノーマル・アクティビティ 第2章 TOKYO NIGHT」の中村蒼。どうみても、カッコよすぎw。映画的にはいいんだけど、本人とは似ても似つかないからね、念のため。「当時のイメージ通り」だと言い張りますが、いやいやいやいや、ハイテンションな酒呑みオッサンとのギャップは埋められませんw。

    舞台は東京。天の川は見れないけど、坂道や住宅が並ぶ町並みはどこかで見たような日常を感じさせる景色でした。どこでロケしたのか聞いたら横浜市は青葉区藤が丘とのこと。うわ、そこ行ったことあるわw。

    キミとボク5月14日から全国公開されます。クリアファイル付き前売り鑑賞券は1000円で劇場窓口にて発売中。Flash版を観てから映画館へ行こう。
    映画公式twitter
    やまがらしげと公式サイト

    投稿者 A.e.Suck : 06:26 PM

    December 02, 2009

    Waltz With Bashir

    戦場でワルツを戦場でワルツを
    イスラエルの劇場用アニメーション「戦場でワルツを」が公開中だ。監督自らが友人らへの取材によって、イスラエルのレバノン侵攻の記憶を辿るドキュメンタリー。全編をFlashアニメで描いた小規模な作品。今年のアカデミー外国語映画賞にノミネートされたが、「おくりびと」に負けた。それでもFlashアニメとしては快挙だし、Flashやアニメの枠を越えて高い評価を得た功績は大きい。オレの好みではないけどね。アニメーションとしては決して技術的に高いわけではなく、オレでも1人で作れそう。まあ、オレならもっと動かすけどね。ただあんまりやりすぎると劇映画になっちゃうんだけど。
    本編の動きのほとんどはトゥイーンばっかしで味気ない。アニメというよりモーションイラスト。イキイキと動くキャラクターアニメではなく、淡々としたアートアニメ。ベタとBLカゲのクッキリした絵柄によって、監督の主観が明確に伝わるからか、海外ではやたら評価が高い。バジェット200万ドル、実写でやったら莫大な金がかかっちゃうね。予めビデオ撮影はしてるけど、R.リンクレイター作品みたいにトレスはしてないとのこと。背景に加工した写真を使ってたりはした。絵にしたぶん、リアリズムや情報量が減ってかったるいので何度も観たい映画ではない。ラストシーンは実写なんだが、やっぱ、生の映像の持つパワーはスゴイ。USはR指定。日本はPG-12。

    アワード

    アカデミー賞:外国語映画賞ノミネート、カンヌ国際映画祭:パルム・ドールノミネート、全米批評家協会賞:作品賞受賞、LA批評家協会賞:アニメーション賞受賞、ゴールデングローブ: 外国語映画賞受賞、英国アカデミー賞:外国語映画賞&アニメーション賞Wノミネート、放送映画批評家協会賞:外国語映画賞受賞、セザール賞::外国語映画賞受賞、第9回東京フィルメックス:最優秀作品賞受賞、ザグレブ国際アニメーション映画祭:グランプリ

    メイキング

    監督のアリ・フォルマンがFlashで映画を作るきっかけになったのが、2004年に彼が手がけたTV番組。これがFlashで作られてた。

    「戦場でワルツを」も、このTV番組のスタッフを起用。まず、6週間かけて3分のパイロットを制作して資金を調達。シナリオに基づいた取材をビデオ撮影し、8ヶ月かけて編集して96分のドキュメンタリービデオを制作。

    そのビデオを元に、4ヶ月かけて絵コンテ作業。この絵コンテに従って、6人のアニメーターで6ヶ月かけて線画によるアニマティック(Vコン)を制作。それを元に美術監督と3人のアシスタントが2300枚のイラストを起こし、10人のアニメーターがそれらのイラストにFLASHで動きをつけた。1日あたり24カットのペースが、慣れた頃には36カット。

    日本のアニメの影響が垣間見られる。オープニングの野犬の暴走シーンは「ホルス」、路地を進む戦車が次々に車を潰していくのは「空飛ぶゆうれい船」か「さらば愛しきルパンよ」へのオマージュ?

    FLASHのバージョンはMX2004か8。いずれにしてもマクロメディアのアプリ。時期的に8だろうな。たぶん、イラストをパーツにしてモーショントゥイーンやシェイプトゥイーンで動きをつけてる。もちろんフレームアニメもやってます。冒頭の犬とか、タイトルになっているワルツのシーンとか。

    市街地の背景は写真を加工したのも使ってるっぽい。撮影はAfter Effectsでコンポジット。監督はロトスコープ作画は一切してないと強調してる。よく言われるんだろうなあ。90分の尺で総制作費は170万ドル。

    FLAも紹介されてる。
    製作・監督・脚本:アリ・フォルマン(1962-)
    美術監督:デイヴィッド・ポロンスキー(1973-)
    アニメーション監督:ヨニ・グッドマン(1976-)
    戦場でワルツをWaltz with Bashir: A Lebanon War Story
    デイヴィッド・ポロンスキーの原画で構成したグラフィックノベル
    戦場でワルツを戦場でワルツを 完全版[DVD]
    メイキングと監督インタビューを収録した2枚組DVD
    戦場でワルツを戦場でワルツを 完全版[Blu-ray]
    メイキングと監督インタビューを収録したBlu-ray
    予告編
    投稿者 A.e.Suck : 09:01 AM

    February 19, 2009

    アニメーターのためのFlash CS4(2)

    edge「アニメーターのためのFlash CS4」の続きが公開されました。変形とトゥイーンで回り込ませていたビルを3Dトゥイーンでリメイクしてみました。IKは、ピストンやクレーンが簡単に作れます、って話ではないです。
    投稿者 A.e.Suck : 01:54 PM

    January 21, 2009

    アニメーターのためのFlash CS4(1)

    edge今年最初のエッジニュースに、「アニメーターのためのFlash CS4」って記事を書きました。新しいモーショントゥイーンは従来のモーショントゥイーンとは別物で、従来のモーショントゥイーンはクラシックトゥイーンって話なんだけど、見所はモーショントゥイーンの歴史ですよ!
    投稿者 A.e.Suck : 01:43 PM

    November 13, 2008

    CATMANのFLA

    CATMAN2002年3月22日。MacWorld EXPO開催前夜、会場近くのレストランでマクロメディアの食事会があったんだが、モントリオールから帰国したての俺はそれどころじゃなくって、自宅で必死に翌日のセミナーの準備をしてた。そこへ「CATMANが来てるから」と電話でお呼びがかかり、急遽食事会に参加することにした。テーブルにはMacWorldのマクロメディアブースに登壇する馴染みのFlash使い達。その中に、モントリオールから来た青池君がいた。それが初対面。青池君から「CATMAN」の感想を求められ「あの映像センスで5分見たい」と答えたっけ。
    その「CATMAN」のDVDが発売された。シリーズ1〜3の21本で本編112分、2本の番外編や作者の青池君のインタビューなど特典32分。さらに町田康が参加したシリーズ3のフルボイスバージョンも収録。これだけでもお腹一杯なんだが、なんとこのDVDにはFLAファイルが収録されている。CATMANプロのFLAが自分のパソコンで見られるだけでもこのDVDは買いだっ!これで2800円は安い!収録されてるFLAはシリーズ3のイントロで60秒。Flashによるアニメーションはこう作るってサンプルにはピッタリの内容。しかも、ガイドレイヤーには青池君の解説が記入してある。インスタンスをどんどんダブルクリックしてシンボルの中身を見てほしい。トゥイーン、フレームアニメ、エフェクトなどが手に取るようにわかる。丁寧な解説も一字一句見逃すな。Flash 8以上のユーザーは必見だし、Flash MX 2004以下のユーザは最新版にアップグレードするか、試用版をダウンロードしてでも見といた方がいい。やっぱね、生のFLAを見るのが一番勉強になるよ。俺の嫌いな「モーショントゥイーンの作成」でトゥイーンを作ってたりするけど、さすがにシーズン3だけあって、ソースもテクニックも洗練されてます。カット単位でシンボルにしてるところにも注目してね。

    CATMAN 発売元:フジテレビ/ポニーキャニオン/クリエイティブアーチスツ
    ペレストロイカ「ペレストロイカ」のDVDは一足先に発売された。こちらは全12エピソードで26分、2本の未公開エピソードとメイキングの特典映像が収録されている。特にメイキングは青池君自ら構成・編集・NAを担当して制作されていて必見。手作り感溢れる貴重な写真や映像もたっぷり。あの疑似クレイアニメ(写真コラージュアニメと言うらしい)がFlashで制作される様子が詳細に伝えられている。青池君の「オレって天才?」ワ−ルドも堪能できるし、さりげなく奥さんも登場してたぞ。

    ペレストロイカ 発売元:ロボット/販売元:東宝
    投稿者 A.e.Suck : 11:44 PM
    レイアウト
    絵コンテ
    絵コンテ集
    デザイン