June 08, 2021

『きみと、波にのれたら』

きみと、波にのれたら
今更だけど、Netflixで「きみ波」こと『きみと、波にのれたら』(2019)を観た。よかった!すげーよかった!いい映画だったー。ひな子の物語よくできてた。

感想

キャラの首なっが!カミーノアンかよと抵抗あったけど、横顔の口の描き方は好みだし、芝居がリアルで気にならなくなった。肩甲骨や、濡れたシャツや肌がいい感じ!やっぱり要は様々な水作画。海面、波、川、コーヒー、こぼれたコップの水、シンクの水、Tシャツにはりつく水、水中、波紋、放水の水、『アビス』みたいな水、『ルー』みたいな水。水見てるだけでうっとり。セリフもしっかり聞いた。歌が大事だし。消防訓練や消火作業もリアルだった。ただ、フワトロオムライス世代の女子がO次郎を知ってるとは思えない。印象に残るのはサーフィン、ヒーロー、フワトロオムライス、ドリップ、カメ、スナメリ。制作進行が8人もいて、さらに制作進行補佐が19人も!どーなってんだ?

世界での評価

第23回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門審査委員会推薦、2019年度 アヌシー国際アニメーション映画祭長編コンペティション部門出品作、第22回上海国際映画祭金爵賞 最優秀アニメーション作品賞、第23回ファンタジア国際映画祭今敏賞、第52回シッチェス・カタロニア国際映画祭長編アニメーション部門最優秀賞、2019年スコットランド・ラブズ・アニメーション審査員賞

予告編

Flashの強み

ここFlashかなーなんて思って観てた。ゆっくり動くとことかね。お!って思ったら10秒戻しでもう一度。作監の小島崇史さんのツールはクリスタみたいだけど、Flashについてアキバ総研のインタビューでこう発言してる。
──Flashアニメを使っていますよね。やはり手描き作画とは違うのでしょうか?
小島 作業自体は手描きとそれほど変わりませんが、精度が高まるのは確かです。たとえば、作画でキャラに寄っていくとか、あるいは顔のアップからどんどん引いていく場合、手描きだとどうしてもゆがんでしまいます。だけど、Flashを使うと滑らかに動くので、長回しのトラックアップやトラックバックには非常に向いています。また、じわっとした動き、ロング時の動きなどが崩れないところも利点です。
いいね!わかる、その通り。
きみと、波にのれたら
エンドロールによると、Flashアニメーターは11人。『ルー』は16人だった。

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Posted by A.e.Suck at June 8, 2021 03:38 PM