September 15, 2025
アニメ演出の話

アニメ鑑賞が爆発的におもしろくなるかどうかはわからんがw

アニメ鑑賞が爆爆爆爆爆発的におもしろくなる演出の話
鈴 (著)
ワニブックス(ISBN 978-4-8470-6717-4)
読みやすかったけど、付け加える時に「○○も。」で終わる「も止め」の多用が目立つのに違和感。述語を省略せずに「もあります」「も増えて来ました」などと続けて欲しかった。
あと、例に挙げる作品はほとんどわからずピンとこない。その上「○○の△話のラスト」と言われても困る。この人たくさん観てるなー。
第1章はアニメ演出の仕事内容がよくわかる。特に監督との違い。監督はシリーズ全体、演出は各話ってこと。そこをはっきりさせてる。まあ、余談だけど各話演出でも実際は絵コンテと後処理演出に別れたりするけど。昔の東映だと、実写映画は監督、TVやアニメだと演出だった。シリーズ全体を統括する立場でも監督でなくチーフディレクターって肩書きだった。アニメは劇場作品でも演出で、『さらば宇宙戦艦ヤマト』や『龍の子太郎』で実写畑の監督だけ監督クレジット。東映は実写映画が本道で格上としてた。でも劇場版『銀河鉄道999』で、りんさんが監督クレジットを得て以降は、劇場アニメを演出したら監督扱いになった。東映的には格が上がった。
第2章は本書のメインでボリュームを割いてる。映像文法や演出技法を紹介してて初心者向けコンテの教科書のようでわかりやすかった。マジックのネタバラシじゃないけど、視聴者は知らなくていいことで、アニメ制作に携わる者にとってはいいテキストだと思う。この人の演出論が絶対ではないけども演出方針には同意。
第3章はジャンル別に観方を紹介してるが、当たり前のことだし大きなお世話と感じた。9割は知らん作品ばっかし。深読みとか裏事情があれば興味深いけど。それよりは個人的なオールタイムベスト作品を挙げてくれた方がありがたかった。
関連ページ
アニメ演出家による本- 森下孝三著:東映アニメーション演出家40年奮闘史
- こだま兼嗣著:絵コンテの描き方の教科書
- 富野由悠季著:映像の教本
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