February 20, 2012

映像で語るためのリファレンス

マスターショット100

マスターショット100
低予算映画を大作に変える撮影術

クリストファー・ケンワーシー(著)、吉田俊太郎(訳)
フィルムアート社(ISBN: 978-4-8459-1165-3)
様々なシーンやシチュエーションに於いて、ショットやレイアウトを決める上で参考になる実用的な本。格闘、チェイス、出入り、スリル、ドラマティックな展開、新展開、ショック、注目、車、会話、対峙、ラブシーンの各カテゴリで具体例が見開きで示される。左ページが解説。右ページは人物やキャメラの位置や動きの図版と映画のフィルムクリップで紹介されてる。特に絵コンテを描くときに参照するとヒントが満載なので役立つだろうね。持っておいて損はない。

マスターショット2

マスターショット2 [ダイアローグ編]

クリストファー・ケンワーシー(著)、吉田俊太郎(訳)
フィルムアート社(ISBN: 978-4-8459-1285-8)
映像の教本で紹介した「マスターショット100」の続編。今回は単調になりがちな会話シーンの見せ方に重点をおいている。というのもだねー、著者のクリストファー・ケンワーシーは「100」を書いた後に「The Sculptor」っていう映画を監督したのをきっかけに会話シーンを徹底研究したわけだ。その成果がこの本。対立や緊張、多人数での会話、歩きながらの会話、電話での会話、スピーチなど100シーン。「100」同様、見開きで左ページに解説が、右ページには新旧多くの映画から厳選したフィルムクリップ。そしてシーンの人物配置やキャメラの動きなどを示したPoser8のCG画像。持っておいて損はないよ。

マスターショット3 [応用編]

マスターショット3 [応用編]

1つ上のクオリティを目指すための撮影術 クリストファー・ケンワーシー(著)、石渡均(訳)
フィルムアート社(ISBN: 978-4-8459-1319-0)
マスターショット100」の3作目。キャメラテクニック事典になってます。様々なシーンに応じて、レンズ効果、キャメラの動き、アングル、空間表現、イマジナリーライン越えなど、演出法とキャメラについて参考になります。上記の「2」よりもさらに図版も増えて、多くの有名映画が引用されています。


Posted by A.e.Suck at February 20, 2012 01:17 AM