April 09, 2018

巨匠の監督術

名監督の技を盗む!
『名監督の技を盗む!』シリーズの著者は、マスターショット3部作の人。こちらは映像テクニックのリファレンスでなくて監督別。一度は見たことがある有名作品から切り出したシーンを使って、テーマ別に解説してくれてます。
本の構成は見開きが基本で、画面写真と文字が並んでて絵コンテみたいな感じ。右ページには映像のスクリーンショット、1ページあたり4点ずつなので大きくて見やすい。左ページにはシーンの内容説明があって、構図やキャメラワークの意図や効果が示されます、そして「○○の場合は××にする」とか「××にすると○○になる」てな感じのセオリーで結ばれます。
いくつか紹介すると、「何かを徐々に明らかにするときに広い画にカットすると衝撃的な印象が高まる」「映画では通常、ドアは障害物だ。一方、半開きのドアは不吉な誘い」「鑑賞者に不安を感じさせるには、ドリーバックのショットを一度は使う」など具体的なお言葉が、隣の写真と相まって説得力あるので「なるほど!」となっちゃう。

名監督の技を盗む! スコセッシ流監督術

名監督の技を盗む! スコセッシ流監督術

クリストファー・ケンワーシー著、Bスプラウト訳
ボーンデジタル(ISBN 978-4-8624-6379-1)
1:変わる瞬間「タクシードライバー」
2:狂乱「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
3:一触即発「ウルフ・オブ・ウォールストリート」
4:動きの対比「レイジング・ブル」
5:パワーダイナミクス「アビエイター」
6:奥行きのレイヤー「アビエイター」
7:前触れなしのアクション「ディパーテッド」
8:悪役の登場「ディパーテッド」
9:隔てるもの「ヒューゴの不思議な発明」
10:つながりを築く「エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事」


名監督の技を盗む! スピルバーグ流監督術

名監督の技を盗む! スピルバーグ流監督術

クリストファー・ケンワーシー著、Bスプラウト訳
ボーンデジタル(ISBN 978-4-8624-6381-4)
1:追跡劇「レイダース/失われたアーク《聖櫃》」
2:視線を導く「E.T.」
3:意図を明らかにする「ジュラシックパーク」
4:見せる瞬間「太陽の帝国」
5:動きを伴う会話「ジョーズ」
6:緊張の波「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」
7:ステージングと奥行き「シンドラーのリスト」
8:高さの意味「アミスタッド」
9:短時間で語る「アミスタッド」
10:ビジュアルだけで語る「太陽の帝国」


このシリーズでは他に『名監督の技を盗む! タランティーノ流映画術』もある。タランティーノを参考にしたい方はどうぞ。

Posted by A.e.Suck at April 9, 2018 02:21 AM





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